[ニューヨーク 28日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが小幅高。全般的に狭いレンジでの取引に終始した。長短金利の逆転(逆イールド)はこの日も進行するなど、景気後退(リセッション)ヘの懸念が根強かった。
米2年債と10年債の利回り格差 (US2US10=RR)は一時マイナス6.5ベーシスポイント(bp)までマイナス幅が拡大。その後はマイナス3.7bpで推移した。
米通商代表部(USTR)は28日、トランプ大統領が提示した総額3000億ドルの中国製品に対する関税率を5%引き上げ、15%とする案を承認した。
安全資産とみられる円は対ドル
主要6通貨に対するドル指数 (DXY)は0.25%高の98.248。オフショア人民元
ポンドは対ドル
ユーロ/ドル (EUR=)は0.12%安の1.1077ドル。イタリア与党左派の「五つ星運動」と野党中道左派の民主党(PD)は28日、連立政権の樹立に向け合意に達した。五つ星のディマイオ党首と民主党のジンガレッティ書記長(党首)がコンテ首相の続投で一致した。これにより懸念されていた総選挙の前倒しはひとまず回避される見通しとなった。ただユーロの反応は限定的だった。