[東京 29日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点(108.94/97円)とほぼ同水準の108.97/99円。
この日のスポット取引の決済日が月末になることから、午前の取引では実需勢の動きが目立った。
仲値公示にかけて輸入企業によるドル買いが流入したためドルは109.07円まで上値を伸ばした。ただ、3カ月ぶりの109円台では輸出企業によるドル売りも流入し、109円台の滞空時間は短かった。
グローバルな株高を背景に市場のセンチメントは好転しているものの、この日は日経平均が好調な一方で中国株が弱含みとなり、リスク選好の円売りは盛り上がりにくかったという。
ユーロ/ドルの午前の取引レンジは1.1092―1.1102ドル。
ユーロ/ドルでは、仏LVMH (PA:LVMH)が米ティファニー (N:TIF)に対して145億ドルでの買収を打診したことが話題となっていた。
「買収が成立すれば、ユーロ売り/ドル買いのフローが予想される」(アナリスト)という。