[東京 1日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点(108.02/05円)とほぼ同水準の108.04/06円。
仲値にかけて108.05円まで上昇したものの、仲値通過後には107.89円まで下値を切り下げ、10月11日以来3週間ぶりの安値をつけた。値動きの背景には実需の売買があるとみられる。
東京市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合の結果の消化などで「前日からの疲労が残っている」(証券会社)とされ、実需の動き以外のフローは低迷した。
FOMC後のドル安のドライバー(推進役)となっている米長期金利は午前の取引で若干持ち直したものの、FOMC前の水準には戻っていない。
正午時点の米10年国債利回り (US10YT=RR)は1.6945%付近。前日ニューヨーク市場終盤は1.6910%だった。FOMCの1日目に当たる29日には1.860%を付けていた。
財新マーク一イットによる10月の中国製造業PMIは51.7と2017年2月に並ぶ高水準となった。9月は51.4だった。市場は反応薄。