40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

新興市場見通し:中小型株の好循環続く、IPOではフリーなどBB本格化

発行済 2019-11-30 15:24
更新済 2019-11-30 15:41
© Reuters.  新興市場見通し:中小型株の好循環続く、IPOではフリーなどBB本格化

先週の新興市場では、マザーズ指数や日経ジャスダック平均の堅調ぶりが目立った。

日経平均は下値こそ堅かったが、米中摩擦への警戒感などから23500円を超えると上値が重かった。

米感謝祭で海外投資家の取引参加が減ったこともあり、東証1部の売買代金はやや低調。

このため個人投資家の物色が中小型株に向かい、マザーズ売買代金は900億円を超える日も見られた。

なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.8%であったのに対して、マザーズ指数は+2.9%、日経ジャスダック平均は+1.7%だった。

マザーズ指数は7月中旬以来の水準を回復している。

個別では、マザーズ時価総額トップのメルカリ (T:4385)が週間で3.6%高となったほか、一部証券会社の新規レーティング付与が観測されたSansan (T:4443)は同21.4%高と大きく上昇した。

そーせいグループ (T:4565)は同2.1%安となったが、肺疾患治療薬が中国で保険収載され、週末にかけて買われる場面があった。

また、インパクトHD (T:6067)が週間の売買代金、上昇率ともマザーズトップ。

インドの合弁先に関する一部報道を受けて思惑買いが向かった。

トビラシステムズ (T:4441)、エクスモーション (T:4394)なども大きく上昇した。

反面、フィット (T:1436)やEduLab (T:4427)が下落率上位に顔を出した。

ジャスダック主力ではワークマン (T:7564)が同10.2%高。

一部証券会社のレーティング引き上げが観測された。

東映アニメーション (T:4816)は同6.5%高となったが、親子上場を巡る思惑から買われたようだ。

その他はハーモニック・ドライブ・システムズ (T:6324)が同4.5%高、セリア (T:2782)が同5.7%安と高安まちまち。

売買代金上位ではメイコー (T:6787)が大きく買われ、タツミ (T:7268)が週間のジャスダック上昇率トップとなった。

反面、フジタコーポレーション (T:3370)や日本一ソフトウェア (T:3851)が下落率上位に顔を出した。

今週の新興市場では、中小型株の循環物色が続きそうだ。

マザーズ指数は企業決算の発表が一巡した11月半ばから急ピッチの上昇を見せている。

足元では利益確定の売りも出ているようだが、米中関係への懸念などから大型株の買いが手控えられ、引き続き中小型株に資金が向かいやすいだろう。

今週から12月IPOのブックビルディング(BB)が増えるため、参加に伴い個人投資家の資金が拘束される点は懸念材料となる。

ただ、目先は株価上昇で好循環が続きそうだ。

今週は、12月4日にLink-U (T:4446)、12月6日にHEROZ (T:4382)、日本スキー場開発 (T:6040)、OSGコーポレーション (T:6757)などが決算発表を予定している。

Link-Uは集英社との業務提携を発表し、先週末に株価が大きく上昇。

OSGコーポは前四半期の決算がポジティブに、対照的にHEROZはネガティブに受け止められたが、今回の決算にも注目したい。

先週末発表の決算ではウチダエスコ (T:4699)などが好感されているようだ。

IPO関連では、12月2日に名南M&A {{|0:}}が名証セントレックスへ新規上場する。

同社はM&A(企業の合併・買収)の仲介・コンサルティングを手掛ける。

地方市場上場案件としては公開規模がやや大きいが、中小企業におけるM&Aニーズの高まりが追い風になると期待されているようだ。

なお、今週はフリー (T:4478)など12社が新たにBB期間に入る。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます