伊藤園 (T:2593):5450円(-90円)反落。
前日に上半期の決算を発表している。
営業利益は141億円で前年同期比6.8%増益、5-7月期の同2.3%増に対して8-10月期は同10.6%増と増益率は高まる形に。
ただ、前年のハードルが低かったほか、価格改定効果も見込まれていたことで、ポジティブな反応は限定的となっている。
ITOEN N.Aの赤字転落など、海外事業の悪化をマイナス視する動きが優勢になっている。
GTS (T:4584):990円(-5円)一時急伸で年初来高値を更新。
食用や化粧品、医薬品などの色素を手掛ける癸巳化成(横浜市)とアフリベルセプトバイオシミラーに関する事業化を目的とした共同開発契約を締結すると発表している。
アフリベルセプトは加齢黄斑変性治療薬として国内販売されており、バイオシミラーとしてジーンテクノサイエンスは扶桑薬品工業 (T:4538)との共同研究で高産生の細胞株を開発していた。
なお、株価は高値をつけた後下落し、マイナスに転じている。
gumi (T:3903):737円(+16円)大幅続伸。
前日に上半期業績予想の修正を発表している。
新規タイトルの配信遅延によって売上高はやや下方修正しているものの、外注費の減少や広告宣伝費の減少などコスト削減効果によって、営業利益予想は従来の2.3億円から3.1億円に引き上げている。
前年同期は6.1億円の赤字であった。
8-10月期は前四半期比でも増益となる格好であり、着実な収益力の向上を評価する動きが優勢に。
SOMPO (T:8630):4256円(-115円)大幅反落。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も5800円から5400円に引き下げている。
国内での自然災害リスクが増加するなか、同社は自然災害の影響や出再保険料率の動向の影響を相対的に受けやすいと懸念している。
将来的にESR(経済価値ベースの純資産/リスク量)で使用するリスク量の見直しを行う場合にはESRが低下し、それを防ぐためには出再コストが増加するという課題に面していると指摘。
ピジョン (T:7956):4285円(-785円)急落。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は139億円で前年同期比17.6%減益となり、市場予想を15億円程度下回った。
また、通期予想は従来の200億円から168億円に下方修正、市場コンセンサスを30億円程度下回っている。
中国事業の売上下振れや利益率の悪化、インバウンド需要の減少などが背景になっている。
予想意以上の業績下振れにネガティブなインパクトが先行している。
任天堂 (T:7974):44080円(+840円)続伸。
中国のテンセント・ホールディングスが同社「スイッチ」に関する最新情報を4日に発表すると海外メディアで伝わっているもよう。
両社は4月に中国市場でのゲーム事業で協業すると発表しており、同市場での展開本格化が期待される状況となっている。
また、米国で始まった年末商戦の出足が好調と伝わっているなか、米国市場での「スイッチ」やソフトの販売拡大への期待も引き続き高まっているようだ。
AI CROSS (T:4476):2580円(+35円)大幅に5日続伸。
携帯キャリア3社が進める次世代コミュニケーションサービス「+メッセージ」のうち、NTTドコモ (T:9437)ユーザーに向け公式アカウントを公開すると発表している。
公式アカウントに登録・追加することで、AI CROSSのサービス開発や活動状況などを直接受け取ることが可能になるという。
+メッセージは世界標準に準拠したサービスで、第5世代移動通信システム(5G)の進展による利用者拡大が見込まれている。
シノケンG (T:8909):1293円(+83円)年初来高値。
19年12月期の営業利益を従来予想の86.00億円から100.00億円(前期実績118.43億円)に上方修正している。
不動産セールス事業の販売状況(引渡し)やゼネコン事業が当初見通しに比べ好調に推移しているため。
不動産サービス事業、エネルギー事業、ライフケア事業も順調で、利益を押し上げる見通し。
年間配当は従来予想の30.00円から38.00円に増額修正した。
創業30周年の記念配当5.00円、特別配当3.00円を加える。