ナブテスコ (T:6268):3435円(+240円)大幅反発。
先週末に19年12月期の決算を発表、10-12月期の収益は悪化したが、通期営業利益は253億円で前期比15.7%増益となった。
また、20年12月期は320億円で同26.4%増益の計画としている。
市場コンセンサスは280億円程度となっており、ポジティブに捉えられている。
会社側では減速機の売上回復を見込んでいるもよう。
中国関連として業績の先行き懸念もあったなか、強気見通しをポジティブに捉える動きが優勢に。
ユニチャーム (T:8113):3745円(-7円)反落。
先週末に19年12月期の業績下方修正を発表している。
コア営業利益は1000億円から895億円に下方修正、中国ベビー用紙おむつの収益性悪化などが背景。
また、最終利益は、中国生産設備の減損などもあって635億円から460億円に引き下げている。
依然として足元の中国需要に対する警戒感なども拭い切れないが、高利益率のフェミニンケア事業の好調推移継続を確認などで、下げ幅は限定的にとどまる状況にも。
anfac (T:7035):2135円(+93円)大幅に反発。
東証の承認を受け、14日から第1部に上場市場を変更すると発表している。
and factoryは「今後も更なる業容の拡大と企業価値向上に努める」とコメントしている。
3月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられることから、パッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っている。
3日に上場来安値(1980円)を付け、値頃感があることも買いを後押ししているようだ。
ミクシィ (T:2121):1939円(+28円)大幅に反発。
20年3月期の営業利益を従来予想の50.00億円から90.00億円(前期実績410.33億円)に上方修正している。
本社移転コストが期初の見積もりほど費用化されるものが少なかったほか、広告宣伝費の効率化を進めたことが奏功し、利益が押し上げられる見通し。
第3四半期累計(19年4-12月)の営業利益はスマートフォンゲームなどエンターテインメント事業の減益が響き、前年同期比88.6%減の30.76億円で着地した。
なお、株価は朝高後、上げ幅を縮めている。
ホンダ (T:7267):2956円(+98.5円)反発。
先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1666億円で前年同期比2.1%減益、会社想定を600億円ほど上振れたもよう。
為替メリットや社会保険料負担金の還付などが主な上振れ要因のようだ。
通期計画も6900億円から7300億円に上方修正、二輪や四輪の売上台数なども引き上げている。
中国動向などへの警戒感も足元で強まっていたため、安心感が先行する流れとなっている。
太陽誘電 (T:6976):3390円(-110円)大幅反落。
先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は94.5億円で前年同期比19.9%減益、上半期の同38.1%増から減益に転じたが、ほぼ市場予想通りの着地になっている。
期末配当金予想も4円増配の15円としている。
底堅い決算と捉えられるが、村田製 (T:6981)の好決算発表で期待感は反映されていたとみられ、本日は地合いの悪化に引きずられる形にも。
なお、MLCCの受注も前年同期比37.7%増と回復基調を強めている。
ジモティー (T:7082):2045円公開価格(1000円)の2.3倍となる2300円で初値を付けた。
7日に上場したが、買い注文が殺到し、取引が成立していなかった。
会社設立は11年2月16日。
事業内容はクラシファイドサイト「ジモティー」の企画・開発・運営。
19年12月期の営業利益予想は前期比871.1%増の0.88億円。
アドネットワーク広告枠を提供する自動配信やマーケティング支援が好調に推移すると見込む。
20年12月期予想は247.2%増の3.06億円。
日本製鉄 (T:5401):1548円(-4円)続落。
先週末に第3四半期決算を発表、同時に通期最終損益を従来予想の400億円の黒字から4400億円の赤字になる見通しとしている。
過去最大の赤字幅となり、未定としていた期末配当金もゼロとする。
呉製鉄所の閉鎖や和歌山製鉄所の高炉1基休止、海外一部事業の撤退など構造改革を実施、減損や事業再編損を計上する。
構造改革により会社側では約1000億円の収益改善効果を見込むが、足元の事業環境の厳しさが改めて認識される形に。