新日本製薬 (T:4931):1425円(+180円)大幅に4日続伸。
20年9月期の年間配当を従来予想の19.00円から28.00円(前期実績17.50円)に増額修正している。
配当性向の基準を20%から30%へ引き上げたことに伴う措置。
また、上限30万株(3億円)の自社株を取得する。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.39%。
取得期間は14日-6月23日。
このほか株主優待制度を拡充し、保有期間に応じて贈呈する商品の相当額を増やすと発表している。
基準日は9月30日。
スクエニHD (T:9684):4810円(-140円)大幅反落。
前日に20年3月期の決算を発表、、営業利益は328億円で前期比33.0%増、好決算となったものの、5月11日に上方修正した水準であり、インパクトは限定的に。
一方、21年3月期のガイダンスは非開示としている。
業態的にコロナウイルス感染拡大による影響は乏しいとみられ、巣ごもり消費拡大による好影響も期待されていたため、計画非開示をネガティブに捉える動きが優勢のようだ。
ネクソン (T:3659):2075円(+268円)急騰。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は415億円で前年同期比21.0%減、PCオンラインゲームの中国売上減少を主因に減益となったが、市場予想はやや上回る着地に。
また、4-6月期見通しは219-262億円で同68.7%増から2倍の水準としており、下限レベルでも市場予想を上回っている。
また、注目されている中国でのモバイル版「ダンジョン&ファイター」の事前登録者数も順調に拡大、下半期以降の業績寄与期待も高まる。
武田薬 (T:4502):4060円(+211円)大幅続伸。
前日に20年3月期の決算を発表、コア営業利益は9622億円で前期比2.1倍と大幅増益、従来計画の9500億円を上回る着地になった。
コストシナジーの加速や営業経費効率化で収益率が高まる形になっている。
21年3月期は、事業売却の影響や円高によるマイナス要因を吸収して、9840億円、同2.2%増と増益確保の見通し。
順調な決算やノンコア資産の売却進展などを評価する動きが優勢に。
大井電気 (T:6822):3775円(+145円)大幅に反発。
21年3月期の営業損益予想を前期比5.4%増の6.00億円の黒字と発表している。
情報通信機器製造販売事業で光伝送機器などが拡大し、利益が増加すると見込む。
年間配当予想は60.00円(前期は50.00円)。
20年3月期の営業損益は5.69億円の黒字(前期実績15.76億円の赤字)で着地した。
前期に発生した工事損失引当金がなくなったほか、利益率改善策が奏功して黒字に転換した。
ソニー (T:6758):6861円(-208円)大幅続落。
前日に20年3月期決算を発表、営業利益は8455億円で前期比5.5%減益、1-3月期は354億円で前年同期比57.2%減益、600億円強の市場予想を下回った。
コロナウイルスによるマイナス影響は682億円としているようだ。
金融事業を中心とした想定以上の収益悪化をネガティブ視の動きが先行。
一方、21年3月期はガイダンス未定だが、6月末で感染拡大がピークアウト、下期に事業活動正常化との前提で前期比3割減益程度と試算。
AIinside (T:4488):19600円(-150円)朝高後マイナス転換。
21年3月期の営業損益予想を前期比33.4%増の5.76億円の黒字と発表している。
AI-OCRサービス「DX Suite」クラウド版とAIプラットフォーム「AI inside Cube」の新規ユーザー獲得を目指す。
また、海外市場への展開に向けて製品開発や販売体制の構築に取り組む。
20年3月期の営業損益は4.32億円の黒字(前期実績は1.81億円の赤字)だった。
契約数が増加し、黒字転換に貢献した。