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東京金概況:小幅に下落、好悪材料混在で方向感定まらず

発行済 2020-05-22 15:47
更新済 2020-05-22 16:01
© Reuters.  東京金概況:小幅に下落、好悪材料混在で方向感定まらず

TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5992円(前日日中取引終値↓27円)・推移レンジ:高値6005円-安値5973円22日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は下落した。

22日に開幕した中国全人代で、香港での国家分裂行為などを禁じる「香港版国家安全法」が議論されることになり、中国の管理強化による域内情勢の悪化懸念から香港ハンセン指数が一時5%を超える下落となるなど、法案を巡った米中対立が懸念され、センチメントが悪化。

午前に開かれた日銀の臨時政策決定会合では中小企業支援策が決定されたが、事前に想定されていた内容で市場の反応は限定的だった。

一方、昨日の大阪府など関西3府県の緊急事態宣言解除決定に次ぎ、残る首都圏でも早ければ今月25日には解除されるとの報道もあり、経済活動再開への期待が一層高まった。

こうした好悪材料が混在するなか、センチメントの方向性は定まらず、金先物価格はこう着感を強める値動きとなった。

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