25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:新興市場の中小型株が逆行高の動きをみせられるか注目■前場の注目材料:特殊陶、20/3営業利益12.4%減 484億円■JR東、JR上場4社、株式持ち合い拡大、九州への出資、3社1%超■新興市場の中小型株が逆行高の動きをみせられるか注目25日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になりそうだ。
24日の米国市場ではNYダウが710ドル安と大幅に下落した。
全米各地でウイルス感染者数が連日急増していることや米国が欧州連合(EU)と英国からの輸入品に対し新関税を検討しており欧米貿易戦争勃発への懸念が浮上。
また、国際通貨基金(IMF)が世界、米国経済の見通しを一段と引き下げ、景気後退が深刻化する可能性を警告したことが嫌気された。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の22225円。
円相場は1ドル107円00銭辺りで推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、先物主導によるインデックス売りによって、ギャップスタートとなりそうだ。
全米各地でウイルス感染者数が連日急増していることは既に伝えられていることもであり、東京都でも感染者数が増加している状況が伝えらえていたことから、改めて売り込む流れにはならないだろう。
そもそも積極的なポジションは取りづらい需給状況であり、薄商いの中でのインデックス売りの影響は大きいだろうが、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。
日経平均は25日線や節目の22000円辺りが意識されるが、引けの段階でこれらを上回っていれば、同水準が支持線としての意識に向かわせよう。
そのほか、物色面においては、昨日IPOした3社の動向が注目されそうである。
フィーチャ (T:4052)、コパ・コーポレーション (T:7689)が買い気配のまま初値がつかず、ロコガイド (T:4497)については公開価格の2.3倍で寄り付いた後、ストップ高で終える人気ぶりであった。
最高の需給環境の中でのIPOとなったことで、動向が注目される。
また、コロナ感染第2波への警戒が高まっており、再びバイオ株のほか、テレワークなどの関連銘柄への物色が強まる可能性がありそうだ。
インデックスに絡んだ商いで主力銘柄は手掛けづらくなる中、新興市場の中小型株が逆行高の動きをみせてくることができれば、今主体の中小型株物色の流れが一段と強まる可能性がありそうだ。
■特殊陶、20/3営業利益12.4%減 484億円特殊陶 (T:5334)は2020年3月期決算を発表。
売上高は前期比0.2%増の4260.73億円、営業利益が同12.4%減の484.47億円だった。
テクニカルセラミックス関連において、半導体のセグメント利益が黒字に転じる一方で、セラミックスが赤字に転じている。
2021年3月期予想については未定とした。
減少に伴う患者様来店数の減少や、インバウンド需要の急減などが生じている。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(22549.05、+111.78)・NYダウは上昇(26156.10、+131.14)・ナスダック総合指数は上昇(10131.37、+74.89)・SOX指数は上昇(1987.73、+4.37)・VIX指数は低下(31.37、-0.40)・日銀のETF購入・世界的な経済活動再開・日米欧の大型経済対策・コロナ収束後の業績回復期待・JR東 (T:9020)JR上場4社、株式持ち合い拡大、九州への出資、3社1%超・オリンパス (T:7733)デジカメ売却、医療事業に経営資源集中・日産自 (T:7201)小型SUV投入、eパワー搭載で反転攻勢・クボタ (T:6326)4—5月の農機・小型建機、北米小売り回復傾向・井関農機 (T:6310)半自動の乗用野菜移植機、タマネギ・レタス仕様・キヤノン (T:7751)初の100万画素SPADセンサー、数年内に機器実装・KDDI (T:9433)5Gスマホに1億画素カメラ搭載、サムスン製・コーセル (T:6905)中計、23年5月期めど売上高300億円に・大日住薬 (T:4506)進行性前立腺がん経口剤、米で新薬承認申請・エステー (T:4951)業務用除菌剤に参入、23年にシェア10%目指す・ライオン (T:4912)破骨細胞の形成、オウバクエキス添加で抑制確認☆前場のイベントスケジュール・07:45 NZ・5月貿易収支(予想:+12.90億NZドル、4月:+12.67億NZドル)
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