カカクコム (T:2371):3020円(+360円)急騰。
伊藤忠 (T:8001)による完全子会社化が発表されたファミマ (T:8028)は日経平均採用銘柄であり、その補充による新規採用候補として物色されているようだ。
野村證券では同社が有力と予想、パッシブファンドによる買いインパクトは20.2日分としている。
また、SMBC日興証券、みずほ証券、大和証券などでも、同社を有力候補の一角と位置付けているようだ。
ベルシス24 (T:6183):1610円(+201円)急騰。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は30.5億円で前年同期比4.5%増益、18億円程度の市場コンセンサスを上回り、想定外の増益決算となった。
新型コロナによる稼働抑制の影響が懸念されたが、継続業務やスポット業務の拡大がカバーした格好。
未定としていた通期予想を公表、営業利益は115億円で前期比3.6%増益の見通し。
今後はコロナ影響の軽減も見込め、底堅い決算を評価する動きが優勢に。
ローソン (T:2651):5870円(+430円)大幅反発。
伊藤忠によるファミリーマートのTOB実施発表を受けて、同社にも再編期待が波及する状況となっているようだ。
同社は三菱商事が50.1%を保有する筆頭株主であり、連想感が働きやすくなっているとみられる。
また、メリルリンチ日本証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2段階格上げ、目標株価も5300円から6200円に引き上げており、支援材料につながっているとみられる。
ハイアス (T:6192):259円(+5円)大幅に続伸。
すららネット (T:3998)と住宅不動産業界向けの次世代型教育システムを共同開発する業務提携で基本合意したと発表している。
営業担当者や施工監理者、工事担当者を対象に新たな教育研修プログラムを研究開発する。
すららネットが持つeラーニングによる教育サービスなど専門的な知見を得ることで、教育研修の成果を向上させる狙い。
業務提携で競争力向上が期待できるとの見方から買いが集まっているようだ。
ファミマ (T:8028):2154円( - )ストップ高買い気配。
50.1%を出資する筆頭株主の伊藤忠商事が、TOBを実施して同社を完全子会社化すると発表している。
TOB価格は1株2300円で、前日終値に対して31%のプレミアムとなっている。
非公開化に伴い、新たな消費ビジネスの構築に取り組んでいく方針。
TOB終了後に同社は上場廃止となる。
TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きに。
なお、本日は伊藤忠 (T:8001)も買い先行の展開になっている。
Bエンジニア (T:7352):2820円公開価格(490円)の6.0倍となる2920円で初値を付けた。
7日に上場したが、買い注文が殺到して取引が成立しなかった。
会社設立は13年10月2日。
企業に対してエンジニアリソースを提供するMidworks事業、メディア事業及びプログラミングスクール運営などが事業の柱。
20年8月期の営業利益予想は前期比19.8%減の1.15億円。
売上原価や販管費が膨らみ、減益となる見通し。
第2四半期累計の実績は0.82億円だった。
ALBERT (T:3906):6550円(+160円)大幅に続伸。
20年12月期の純利益を従来予想の0.73億円から1.15億円(前期実績1.87億円)に上方修正している。
外部調査委員会による調査費用の発生に絡み、受取保険金が確定したため第3四半期に0.60億円の特別利益を計上する。
営業利益予想は2.90億円(同1.89億円)で据え置いた。
同社は19年12月期第4四半期に実施したデータサイエンティスト育成事業の一部取引の妥当性について外部調査委を設置して調査していた。