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米国株見通し:下げ渋りか、米中通商協議の近く開催に思惑

発行済 2020-08-20 15:33
更新済 2020-08-20 15:41
© Reuters.  米国株見通し:下げ渋りか、米中通商協議の近く開催に思惑
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(15 時30分現在)S&P500先物3,356.50(-16.20)ナスダック100先物11,272.50 (-59.50)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は130ドル安。

NY原油先物(WTI)はやや値を下げ、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

19日の取引で主要3指数は下落。

ダウは85ドル安の27692ドルで取引を終え、これで3日続落。

焦点となった連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月28-29日開催分)で、長期的な刺激策に言及したものの、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)には否定的な見解が示され、一段のハト派スタンスを期待した買いが後退した。

ただ、トランプ政権の追加経済対策に関する与野党協議に期待が広がり、大幅安は回避された。

本日も売り先行の見通し。

連邦準備制度理事会(FRB)の非ハト派姿勢を消化する展開で、売り先行が見込まれる。

半面、今晩発表の経済指標が堅調なら買戻しの手がかりになろう。

フィラデルフィア連銀製造業景況指数は前回を下回るものの、新規失業保険申請件数の減少で雇用情勢の改善が期待される。

一方、米中両国の第1段階の通商合意について、進捗状況を確認する担当者レベルの会合が近く開かれる見通しで、米中対立激化を懸念した売りが後退すれば指数は下げ渋るとみる。

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