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米国株見通し:伸び悩みか、FOMCの政策決定にらみ

発行済 2020-09-15 15:47
更新済 2020-09-15 16:01
© Reuters.  米国株見通し:伸び悩みか、FOMCの政策決定にらみ
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(15時30分現在)
S&P500先物      3,387.88(+15.68)
ナスダック100先物  11,323.75(+57.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。アジアや欧州の株高の波及が見込まれ、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。


14日の取引で主要3指数は堅調。ダウはS&Pとともに続伸となり、327ドル高の27993ドルで取引を終えた。ファイザーやアストラゼネカの新型コロナウイルスのワクチン開発に関連し、早期実用化への期待感が市場心理を改善させた。また、エヌビディアやギリアド・サイエンシズ、ベライゾンなどによる大型の企業買収が相次ぎ、相場をけん引。マイクロソフトやアップルなどへの買戻しが強まり、ナスダックは3営業日ぶりにプラスに転じた。


本日は上値の重い展開が予想される。引き続きワクチン開発期待を背景に経済の早期正常化が見込まれ、買い安心感が広がりやすい。今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回を上回るとみられ、製造業関連を押し上げる材料に。半面、鉱工業生産は前回よりも弱い内容が予想され、指数の上値を押さえる可能性があろう。一方、本日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で追加緩和への思惑が根強く、明日の政策決定を見極めようと買いは慎重になりそうだ。

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