(15時30分現在)
S&P500先物 3,387.88(+15.68)
ナスダック100先物 11,323.75(+57.25)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。アジアや欧州の株高の波及が見込まれ、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。
14日の取引で主要3指数は堅調。ダウはS&Pとともに続伸となり、327ドル高の27993ドルで取引を終えた。ファイザーやアストラゼネカの新型コロナウイルスのワクチン開発に関連し、早期実用化への期待感が市場心理を改善させた。また、エヌビディアやギリアド・サイエンシズ、ベライゾンなどによる大型の企業買収が相次ぎ、相場をけん引。マイクロソフトやアップルなどへの買戻しが強まり、ナスダックは3営業日ぶりにプラスに転じた。
本日は上値の重い展開が予想される。引き続きワクチン開発期待を背景に経済の早期正常化が見込まれ、買い安心感が広がりやすい。今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回を上回るとみられ、製造業関連を押し上げる材料に。半面、鉱工業生産は前回よりも弱い内容が予想され、指数の上値を押さえる可能性があろう。一方、本日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で追加緩和への思惑が根強く、明日の政策決定を見極めようと買いは慎重になりそうだ。