本日のマザーズ先物は続伸が予想される。
25日の米国市場はダウ平均は358.52ドル高の27173.96ドル、ナスダックは241.30ポイント高の10913.56ポイントで取引を終了した。
欧米の一部で新型コロナウイルスが再び拡大していることに加え、予想を下回った8月耐久財受注速報値を嫌気し寄り付き後に下落となった。
その後、ムニューシン財務長官とペロシ下院議長が追加経済救済策を巡る交渉の再開で合意したとの報道を受け、早期成立への期待が再燃し上昇に転じた。
引けにかけてはハイテクの上昇も後押しし、上げ幅を拡大し取引を終了した。
ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇した。
本日のマザーズ先物は、上昇した米国市場や堅調に推移したナイトセッションの流れを引き継ぎ続伸でのスタートが予想される。
国内では河野行革相が27日に、行政手続きの脱ハンコ化に続き、脱ファックスに取り組む方針を明らかにしている。
「電子メールやオンラインで情報を集めれば、企業や自治体の利便性が高まる」と述べたとしており、時価総額上位のAIinside (T:4488)、弁護士ドットコム (T:6027)など行政のデジタル化関連銘柄の動意が予想され、先物の値動きにも寄与することが期待される。
また、菅首相がGoToトラベルでの感染者は十数人であったと述べ、感染拡大防止と経済の両立を推進すると表明したことは、投資家のリスクセンチメントの改善に寄与することが見込まれる。
本日の上値のメドは1202.0pt、下値のメドは1127.0ptとする