アルテック (T:9972):311円(+36円)大幅続伸。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は3.7億円で前年同期比20.5%増益となった。
上半期は2.3億円で同8.6%増であったため、増益率は拡大する格好になっている。
また、発行済み株式数の1.29%に当たる20万株を上限とした自社株買いの実施も発表、取得期間は10月7日から11月30日までとしている。
7月から8月にかけて自社株買いを実施したばかりであり、需給期待に加えて株主還元意欲の強さなども評価される形に。
オリンピックG (T:8289):1294円(+255円)大幅反発。
未定としていた業績予想を前日に公表している。
上半期営業利益は32億円で前年同期比9.8倍、通期では46億円で同6.8倍としている。
巣ごもり需要や衛生関連商品、内食・中食需要を想定以上に取り込むことができているもよう。
第1四半期の大幅増益決算から好業績期待は高かったものの、順調な収益拡大基調の継続が確認されたことで、高い業績変化率を評価する動きが改めて強まっている。
くら寿司 (T:2695):6270円(+360円)大幅反発。
SMBC日興証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を7900円としている。
テイクアウト・デリバリーへの適性、積極的な出店政策、容易な海外展開など、コロナをむしろ追い風にできる3要素をすべて満たしていると評価。
相対的な割安感も投資妙味につながるほか、9年ぶりの決算説明会開催などIR体制の変化もポジティブ視しているようだ。
マクドナルド (T:2702):5160円(+30円)もみ合い。
9月の既存店売上高が前年同月比6.3%増になったと発表している。
3カ月連続のプラスだが、伸び率は前月(12.4%増)から鈍化した。
客数は8.5%減(前月3.2%減)、客単価は16.2%増(同16.1%増)。
全店ベースの売上高は6.8%増(同12.9%増)だった。
9月は「月見ファミリー」としてバーガーやスイーツなどを販売したほか、公式サイトから「モバイルオーダー」を利用できるようにしている。
コムチュア (T:3844):2972円(+265円)大幅続伸。
大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1750円から3100円に引き上げている。
クラウドインテグレータの潜在成長力を評価しているもよう。
第3四半期より高成長路線に回帰し、22年3月期営業利益は従来予想の35.5億円から39億円にまで引き上げているようだ。
不採算案件解消など収益率の向上もあって、同業他社比でも高めの収益成長を期待としている。
ヤクルト (T:2267):5520円(-380円)大幅反落。
仏食品大手ダノンが保有する全株式6.61%を売却すると発表している。
財務基盤の強化につなげるためで、売却額は600億円規模になる見込みのようだ。
ダノンは2000年に株式を取得し、一時は21%強を保有する筆頭株主となっていた。
将来的な売却の方向性は想定されていたとみられるほか、戦略的な提携は継続していくとされているが、短期的な需給懸念が先行する形のようだ。
イノベーション (T:3970):4095円(+385円)大幅に3日続伸。
7月31日に発行した第三者割当による第6回新株予約権のうち、600個(発行総数の15.81%、交付株数は6万株)が行使されたと発表している。
未行使の新株予約権は10月6日時点で408個。
大量行使で将来の株式価値の希薄化懸念が後退したとの見方に加え、最近の上伸で株価が節目の4000円台に迫っていることも買いを後押ししているようだ。
アプリックス (T:3727):344円(±0円)朝高後値を消す。
アプリックスの「MyBeaconシリーズ」を使用した積載センサー付きビーコンを日通総合研究所(東京都港区)と共同開発し、同社の倉庫作業分析ツール「ろじたんフォーク」への提供を開始すると発表している。
フォークリフトの積載有無に加え、積載物との距離測定や取得情報の発信を行う。
また、従来の積載センサーが取り付けられなかった場所にも取り付け可能になったという。