(15時30分現在)
S&P500先物 3,473.88(-1.52)
ナスダック100先物 11,860.88(-13.12)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は40ドル安。
NY原油先物(WTI)は失速し、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。
15日の取引で主要3指数は続落。
ダウは19ドル安と小幅な下げにとどまったが、3日連続の軟調地合いで市場心理の悪化が示された。
欧州での新型コロナウイルスまん延で米国内での感染再拡大が警戒されるなか、追加経済対策に関し与野党のせめぎ合いで早期実施への期待は後退し、売りが強まった。
この日発表されたNY連銀製造業景況指数の鈍化や新規失業保険申請件数の上昇で先行きの回復の送れも懸念され、売りを支援する材料となった。
本日も売りが先行するものの、大幅な下げは抑制される見通し。
引き続き追加経済対策の与野党協議を注視する展開となろう。
焦点の英国と欧州連合(EU)との通商交渉が決裂すれば、関連セクターは売りを強め指数を下押しする可能性があろう。
一方、今晩発表の小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数は前回を上回るとみられ、消費の改善が好感されれば早期回復期待の買いを誘発しそうだ。
なお、金融機関の決算発表が続き、業績の大幅悪化が避けられれば買いを集めよう。