(13時30分現在)
S&P500先物 3,606.38(-16.62)
ナスダック100先物 12,006.62(+1.62)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は100ドル安。
NY原油先物(WTI)は底堅く、今晩の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。
16日の取引で主要3指数は大幅続伸。
S&Pは2日連続で過去最高値を更新したほか、ダウも470ドル高で今年2月に付けた最高値を上回り30000ドルの大台に迫った。
新型コロナウイルスのワクチン開発で前週のファイザーに続きモデルナが臨床試験で高い有効性を得たと発表し、早期実用化への期待感を背景に序盤から幅広く買われた。
また、大統領選で選挙人の半数以上を獲得したバイデン民主党候補の政権移行に思惑が広がり、買いを支援した。
本日はまちまちの見通し。
連日の大幅高の反動で、調整の売りが見込まれる。
足元で発表された経済指標のうちミシガン大学消費者態度指数(13日)、NY連銀製造業景気指数(16日)は予想外に低調な内容が目立つ。
今晩の小売売上高は前回を下回るとみられ、一段の減速に懸念が強まれば株売りを支援しよう。
ただ、ワクチン実用化の観測は売りを抑制。
また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者からハト派姿勢の維持が示されれば、大幅安は回避されるだろう。