■NY株式:米国株は上昇、ワクチンや年末商戦に期待米国株式相場は上昇。
ダウ平均は37.90ドル高の29910.37ドル、ナスダックは111.45ポイント高の12205.85ポイントで取引を終了した。
トランプ大統領が来週にも新型コロナウイルスワクチン供給が可能となる可能性に言及したため期待感に寄り付きから上昇した。
感謝祭当日の小売り各社オンライン売り上げが過去最高規模を記録し消費への懸念が後退、政局不透明感の後退も手伝った。
史上最高値付近では利益確定売りも続き一時下落に転じるも終日堅調に推移。
ナスダック総合指数は史上最高値を更新して終了した。
セクター別では、医薬品・バイオテク、ヘルスケア機器・サービスが上昇した一方、エネルギーが下落。
オンライン小売りのアマゾン(AMZN)、ホームセンターを運営するホームデポ(HD)は強い年末商戦への期待にそれぞれ上昇。
バイオのモデルナ(MRNA)は競合のアストラゼネカがデータに懐疑的見方が広がったため追加治験を実施すると発表すると急伸した。
一方、エンターティンメントのウォルト・ディズニー(DIS)は追加人員削減計画を発表したことで業績への警戒感が広がり下落。
アマゾン(AMZN)はパンデミック下で従業員に300ドル、臨時雇用者に150ドルの特別手当を支給する計画を発表した。
(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:ユーロ強含み、11月ユーロ圏景況感指数は市場予想を上回る27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円21銭まで強含んだのち103円96銭まで反落して104円04銭で引けた。
トランプ大統領が来週のワクチン配布の可能性に言及したため期待感からドル買いが優勢となったが、対欧州通貨でのドル売りや米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1920ドルから1.1963ドルまで上昇して1.1960ドルで引けた。
独政府が企業対象の追加パンデミック救済支援を発表したほか、予想を上回ったユーロ圏11月景況感指数を好感したユーロ買いが続いた。
ユーロ・円は124円20銭から124円45銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3362ドルまで上昇後、1.3293ドルまで反落。
英国と欧州連合(EU)の通商交渉への警戒感を受けたポンド売りが上値を抑制した。
ドル・スイスは0.9081フランから0.9041フランまで下落した。
■NY原油:弱含み、ポジション調整的な売りが入る27日のNY原油先物1月限は弱含み。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-0.18ドルの1バレル=45.53ドルで取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは44.55ドル−46.09ドル。
世界経済の早期正常化への期待は持続しているものの、週末前でポジション調整的な売りが増えたことから、原油先物は伸び悩んだ。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 28.99ドル -0.04ドル(-0.14%)モルガン・スタンレー(MS) 63.84ドル +0.36ドル(+0.57%)ゴールドマン・サックス(GS)235.40ドル -1.14ドル(-0.48%)インテル(INTC) 47.45ドル +0.40ドル(+0.85%)アップル(AAPL) 116.59ドル +0.56ドル(+0.48%)アルファベット(GOOG) 1793.19ドル +21.76ドル(+1.23%)フェイスブック(FB) 277.81ドル +2.22ドル(+0.81%)キャタピラー(CAT) 175.08ドル +0.45ドル(+0.26%)アルコア(AA) 20.48ドル +0.11ドル(+0.54%)ウォルマート(WMT) 151.60ドル -0.23ドル(-0.15%)