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米国株見通し:高安まちまちか、ワクチン接種や追加対策に不透明感

発行済 2020-12-10 15:27
更新済 2020-12-10 15:41
© Reuters.  米国株見通し:高安まちまちか、ワクチン接種や追加対策に不透明感

(15時20分現在)

S&P500先物      3,670.38(-2.12)

ナスダック100先物  12,323.25(-43.75)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は小幅高。

NY原油先物(WTI)は軟調で、今晩の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。

9日の取引で主要3指数は下落。

5日ぶり反落のナスダックは前日比2%近く下げ、ダウは105ドル安の30068ドルで取引を終えた。

追加経済対策の早期実施が期待されるものの、この日は与野党協議に進展がみられず、ハイテク関連を中心に失望売りが強まった。

また、これまで相場をけん引してきた新型コロナウイルスのワクチン接種についてアレルギー反応のリスクが浮上し、買いは抑制された。

フェイスブックの独禁法違反の疑いも嫌気された。

本日は高安まちまちとなりそうだ。

ワクチン接種の開始を前にアレルギー反応への不安が広がるなか、買いは慎重になる見通し。

また、追加対策に関し与野党は大筋で合意するものの、失業手当などで妥協点を見いだせず、年内合意は不透明で買いが入りづらい。

フェイスブックが続落ならハイテクは軟調が続く。

一方、今晩発表の新規失業保険申請件数は高止まりが嫌気される半面、消費者物価指数の鈍化で金融緩和の長期化が意識され、買いを後押しする可能性もあろう。

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