■NY株式:NYダウ69ドル安、週次失業保険申請件数の大幅増加を警戒米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は69.55ドル安の29999.26ドル、ナスダックは66.86ポイント高の12405.81ポイントで取引を終了した。
週次失業保険申請件数が前週から大幅に増加したため、景気回復が停滞するとの懸念が強まり寄り付き後下落した。
米食品医薬品局(FDA)が早ければ本日中にもコロナワクチンの緊急使用許可を認可するとの期待や、ムニューシン米財務長官が追加経済対策協議でかなりの進展があったと報告すると下げ幅を縮小した。
セクター別ではエネルギー、消費者サービスが上昇した一方で、自動車・自動車部品、電気通信サービスが下落した。
コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は2021年の大幅な業績回復見通しを再確認し上昇。
一方で、電化製品小売りのベストバイ(BBY)はゴールドマンサックスによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
高級家具販売のRH(RH)は第3四半期の決算が予想を上回ったが、新型コロナの影響で商品供給が限定的となり第4四半期の業績に影響する可能性を警告し下落した。
民泊サイト運営のエアビーアンドビー(ABNB)はナスダック市場に上場し、146ドルの初値がついた。
上場価格の68ドルのほぼ2倍となり、昨日のドアダッシュ(DASH)の上場に続き好発進となった。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:ECBは追加緩和策発表もユーロは強含み10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円46銭から104円17銭まで下落し、104円22銭で引けた。
米先週分新規失業保険申請件数が大幅に増加したため、米債利回りが低下。
これに伴いドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2097ドルから1.2159ドルまで上昇し、1.2143ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は、パンデミック資産購入プロブラム(PEPP)の規模拡大や期間延長、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)プログラムの延長を発表し、ユーロの買い戻しが一時優勢となった。
ただ、ラガルドECB総裁がユーロ高を監視するとの方針を示すとユーロ買いは一段落。
ユーロ・円は126円31銭から126円74銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3320ドルから1.3264ドルまで下落。
ジョンソン英首相が欧州連合(EU)との通商交渉で合意できない可能性が強いとの見方を示したため、ポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは0.8885フランから0.8852フランまで下落した。
■NY原油:大幅反発で46.78ドル、中国経済の回復を評価NY原油先物1月限は大幅反発(NYMEX原油1月限終値:46.78 ↑1.26)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+1.26ドルの1バレル=46.78ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは45.52ドル−47.74ドル。
アジア市場の終盤にかけて45.52ドルまで売られたが、中国経済の回復が続いていることや、ワクチン接種拡大の思惑が広がったことから、一時47.74ドルまで上昇した。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 29.11ドル +0.31ドル(+1.08%)モルガン・スタンレー(MS) 64.44ドル +0.07ドル(+0.11%)ゴールドマン・サックス(GS)244.40ドル +1.58ドル(+0.65%)インテル(INTC) 50.26ドル +0.19ドル(+0.38%)アップル(AAPL) 123.24ドル +1.46ドル(+1.20%)アルファベット(GOOG) 1775.33ドル -8.80ドル(-0.49%)フェイスブック(FB) 277.12ドル -0.80ドル(-0.29%)キャタピラー(CAT) 178.85ドル -1.22ドル(-0.68%)アルコア(AA) 24.01ドル +1.30ドル(+5.72%)ウォルマート(WMT) 147.04ドル -0.69ドル(-0.47%)