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米国株見通し:下げ渋りか、追加対策合意で売り抑制

発行済 2020-12-21 15:44
更新済 2020-12-21 16:01
© Reuters.  米国株見通し:下げ渋りか、追加対策合意で売り抑制
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(15時30分現在)

S&P500先物      3,699.00(-7.25)

ナスダック100先物  12,738.50(+26.00)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル安。

NY原油先物(WTI)は軟調で、今晩の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。

18日の取引で主要3指数は反落。

ダウは124ドル安の30179ドルで取引を終えた。

前日の最高値更新で過熱感が広がるなか、週末を控え利益確定売りが指数を下押しした。

また、9000億ドル規模の追加経済対策の与野党協議が難航し、つなぎ予算の期限切れを迎える18日中の法案成立が危ぶまれたため売り優勢となった。

ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による緩和的な政策方針の長期化は、過度な売りを抑制する要因となったようだ。

本日も売りが先行しそうだ。

感染力の高いとされる新型コロナウイルスの変異種が英国で急増し、イタリアなどで感染が確認されている。

ワクチン接種が開始されたものの、経済活動の正常化期待は遠のき先行きへの懸念から売りが出やすい。

ただ、焦点となっていた追加経済対策について与野党が合意に達したことを受け本日にも下院で通過し、その後上院でも採決される見通し。

トランプ大統領の署名後の実施にメドがつき、株売りを弱める材料となりそうだ。

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