■NY株式:NYダウ70ドル高、英EU通商協定合意を好感米国株式相場は上昇。
ダウ平均は70.04ドル高の30199.87ドル、ナスダックは33.62ポイント高の12804.73ポイントで取引を終了した。
クリスマスイブの短縮取引で参加者が限られる中、新型コロナワクチンの可能性が広がったことや、さらに、英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)などで最終合意にいたったことが投資家に安心感を与え寄り付きから上昇した。
議会可決の追加経済対策案を巡り、トランプ大統領が拒否権行使の可能性を示唆したことを受けた不透明感がくすぶり一時下落に転じる局面もあったが、引けにかけては上げ幅を拡大。
セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギー、銀行が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は引き続き電気自動車市場に参入するとの憶測を受けた買いが継続。
一方、TV動画配信のフーボTV(FUBO)はアナリストによる売り推奨を嫌気し急落した。
百貨店のメーシーズ(M)やコールズ(KSS)は新型コロナウイルス第3波の脅威が響くとの懸念にそれぞれ下落。
また、中国のオンライン小売りアリババ(BABA)は当局による独禁法違反を巡る調査が嫌気され急落した。
米共和党下院は24日、民主党の国民への給付増額案を阻止した。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:英・EUの通商合意で投資家心理が改善24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、一時103円77銭まで上昇後、103円61銭まで反落し、103円67銭で引けた。
英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)などで最終合意にいたったため投資家心理が改善し、リスク選好の円売りに一時103円77銭まで上昇。
その後、米債利回りの低下やポンド円絡みの売りに伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは1.2198ドルから1.2177ドルの範囲内で推移し、1.2184ドルで引けた。
ユーロ・円は126円46銭まで強含んだのち、126円22銭まで反落。
ポンド・ドルは1.3614ドルまで上昇後、1.3524ドルへ反落。
英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)などで最終合意に達したことから、経済見通しが改善しポンド買いが一時強まったが、利益確定のポンド売りが観測された。
ドル・スイスは0.8898フランから0.8918フランまで上昇した。
■NY原油:下げ渋りで48.23ドル、48ドル台を回復NY原油先物2月限は下げ渋り(NYMEX原油2月限終値:48.23 ↑0.11)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.11ドルの1バレル=48.23ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは47.56ドル−48.62ドル。
新型コロナウイルスの変異種の感染拡大は引き続き警戒されており、ロンドン市場で47.56ドルまで下げたが、英国と欧州連合(EU)の通商協議は合意に達しており、ニューヨーク市場で原油先物は48ドル台を回復した。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 29.96ドル -0.09ドル(-0.30%)モルガン・スタンレー(MS) 68.09ドル -0.12ドル(-0.18%)ゴールドマン・サックス(GS)256.16ドル -0.29ドル(-0.11%)インテル(INTC) 47.07ドル +0.50ドル(+1.07%)アップル(AAPL) 131.97ドル +1.01ドル(+0.77%)アルファベット(GOOG) 1738.85ドル +6.47ドル(+0.37%)フェイスブック(FB) 267.40ドル -0.71ドル(-0.26%)キャタピラー(CAT) 179.56ドル +1.14ドル(+0.64%)アルコア(AA) 21.96ドル -0.26ドル(-1.17%)ウォルマート(WMT) 143.50ドル +0.28ドル(+0.20%)