パイプドHD (T:3919):1577円(+68円)大幅反発。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は8.2億円で前年同期比9.6%減益、上半期1.5%増益からは減益に転じている。
一方、通期予想は最終利益を従来の7-8億円から9-10億円に上方修正、投資有価証券売却益293百万円の計上が確定したことを背景としている。
営業利益予想を据え置きとしていることもあって安心感、押し目買いの動きが優勢になっている。
川崎船 (T:9107):2067円(+64円)大幅反発。
21年3月期業績の上方修正見通しを発表、正式には第3四半期決算時に開示するとしている。
第3 四半期業績は持分法適用会社ONEのコンテナ船事業が想定を大幅に上回っており、累計では約400億円の経常利益となる見込みとしている。
上半期経常利益は100億円で、現在の通期予想はゼロとなっている。
日本郵船の上方修正見込み発表で期待感もあったが、大幅な上方修正を織り込む動きが再度強まる流れに。
しまむら (T:8227):10270円(-70円)続落。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は312億円で前年同期比64.5%増益、9-11月期は152億円で同3.3倍となり、市場予想の中心値も20億円近く上回ったとみられる。
在庫抑制や値引き抑制などが奏効して粗利益率が上昇している。
総じて決算内容への評価は高まっている印象であるが、第2四半期決算時と比較するとインパクトは限られ、やや出尽くし感が先行する形になっているようだ。
Jフロント (T:3086):803円(+9円)もみ合い。
前日に第3四半期決算を発表、9-11月期事業利益は16億円となり、会社側の下半期計画9.5億円を上回る水準となっている。
ただ、もともと会社側想定は極めて控え目とみられており、サプライズは少ないもよう。
6-8月期の41億円と比較すると水準は鈍化する形にもなっている。
新年イベント抑制による1月の売り上げ状況にも不透明感が残り、上値追いの動きは抑制される状況にも。
大日住薬 (T:4506):1503円(+210円)大幅続伸。
連結子会社の米マイオバントがファイザーとの間で、ゴナドトロピン放出ホルモン受容体阻害剤レルゴリクスについて、がん、婦人科領域における北米での共同開発・販売に関する契約を締結したと発表している。
がん領域における北米と一部のアジアを除く地域でのレルゴリクスの独占的な販売のオプション権も許諾のもよう。
契約締結の対価として、契約一時金や販売マイルストンで総額最大42億ドルを受け取る可能性としている。
サンアスタリスク (T:4053):2350円(+85円)大幅に反発。
従来より東証マザーズの制度信用銘柄に選定されているが、新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。
選定日は29日で、同日売買分から実施される。
Sun Asteriskは「当社株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買活性化と公正な価格形成に資する」とコメントしている。
日証金も貸借取引対象銘柄に追加した。
貸借銘柄選定で取引が活発化するとの期待から買い戻しが入っているようだ。
ドラフト (T:5070):1180円(+124円)大幅に反発。
一部メディアによる売上高100億円以下の上場企業を対象にした調査で、2020年4-9月期の投資キャッシュフロー(CF)と研究開発費の合計額が大きい企業の2位にランクインし、買い材料視されている。
調査では「投資CFの支出超過が約6億8200万円と、事業で得る現金を示す営業CFの流入超過(1億5800万円)を大きく上回った」と評価されている。
コロナ禍でも投資に積極的だったとして、今後の成長に期待した買いが入っているようだ。
cotta (T:3359):803円(+22円)大幅高。
12月の売上高が過去最高になる見込みと発表している。
新型コロナウイルスの感染拡大で家族と自宅でクリスマスを過ごす傾向が顕著にみられ、自宅でケーキをつくる顧客が増えたことからBtoB、BtoCともにクリスマス商戦が好調に推移した。
また、出荷体制を強化してクリスマス直前まで顧客の注文に対応したことも売上増加に寄与する見通し。
詳細な数値は21年1月13日に開示する予定。