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注目銘柄ダイジェスト(前場):FFJ、あすか製薬HD、日本M&Aなど

発行済 2021-12-21 12:18
更新済 2021-12-21 12:30
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あすか製薬HD (T:4886):1012円(+81円)
急反発。
前日に業績予想の修正を発表している。
営業利益予想は据え置いているものの、純損益は従来見通し26億円の赤字から一転、30億円の黒字見通しとしている。
遊休資産を12月に譲渡、94億2500万円の売却益を特別利益に計上するもよう。
一方、非上場有価証券1銘柄について、減損処理による投資有価証券評価損11億5100万円を特別損失として計上する。
資産の有効活用の動きとしてポジティブに捉える動きが優勢。



ベルーナ (T:9997):672円(-32円)
大幅続落。
いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に引き下げ、フェアバリューも1700円から860円に引き下げている。
巣ごもり特需の一服後の販売戦略の適正化に苦戦、販売低迷が長期化していることを踏まえて業績予想を下方修正しているもよう。
商品企画見直しなど軌道修正を行っているが、成果発現には一定の時間を要するとみている。
22年3月期営業利益は、会社計画175億円に対して137億円、前期比12.9%減を予想。



日機装 (T:6376):785円(-38円)
大幅続落。
前日に業績予想の下方修正を発表している。
21年12月期営業利益は従来予想の90億円から40億円に減額へ。
ベトナムの血液回路工場が当局の指導で工場稼働の制限を余儀なくされたことで、他社品調達に伴う調達コストの増加や、航空便利用による物流費の高騰の影響を受けて、医療部門の営業利益が大きく減少のもよう。
なお、インダストリアル製品の製造・販売を手掛ける独社の株式譲渡も発表している。



日本M&A (T:2127):2770円(-255円)
大幅続落。
M&A仲介に関する売上高の計上時期について、社内で不適切な事例があったと発表している。
本来計上されるはずの四半期より前に計上している事例が10件程度見つかったもよう。
2021年3月期売上高にも、22年3月期に計上されるべきものが含まれている可能性があるようだ。
会社側では第3四半期決算発表までに調査を終えたいとしているが、ひとまずは不透明感を嫌気した売りが先行する形に。



塩野義薬 (T:4507):8238円(+526円)
大幅反発。
新型コロナウイルスの飲み薬について、「オミクロン型」にも有効だったとする実験室レベルでの初期分析を前日に発表している。
同薬は感染初期に投与して重症化の抑制と発熱やせきなどの症状改善を狙うものであり、「デルタ型」など既存の変異型と同様にウイルスの増殖を抑えられたようだ。
日本で12月中の承認申請を目指しているが、需要拡大期待がより高まる状況になっている。



トレードワークス (T:3997):966円(+62円)
大幅反発。
リアル×デジタル体験型店舗「AZLM CONNECTED CAFE」を運営するコネクテッドコマースと資本業務提携契約を締結したと発表している。
業務提携については11月16日に開示済み。
コネクテッドコマース株の一部取得により、同社代表取締役の中村武治氏に次ぐ出資比率になるという。
協力体制の強化でリアル×デジタル体験型店舗のサービス向上施策・システム開発や新サービスの事業展開を加速させる。



FFJ (T:7092):2601円(+229円)
大幅反発。
東証の承認を受け、27日から上場市場が東証マザーズ市場から東証1部に変更されると発表している。
同社株は1月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となる。
このため指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要を期待した買いが入っているようだ。
なお、22年4月の東証の新市場区分移行では、プライム市場を選択する予定としている。



動物高度医療 (T:6039):1730円(+83円)
大幅反発。
10万株(2.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.19%。
取得期間は22日から22年2月28日まで。
株主への利益還元に加え、資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的。
発行済総数に対する割合の高さが好感されているほか、前日までの続落を受けて自律反発期待の買いも入っているようだ。

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