[東京 14日 ロイター] -
ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY=
正午現在 102.56/58 1.3357/61 137.00/04
午前9時現在 102.41/43 1.3364/68 136.87/91
NY午後5時 102.42/44 1.3363/65 136.87/91
正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点からややドル高/円安の102円
半ば。お盆休みで参加者が少ない中、株高や強含みの米金利を支援に底堅く推移し、買い
が膨らむ場面も観測された。
ドル/円は朝方から株価や米金利の動向をにらみながら102.40円台で推移して
いたが、仲値にかけて上昇し、10時半過ぎには一時102.66円まで値を上げた。実
需のフローは多くなく、「内外の短期筋を中心に買いが膨らんだようだ」(金融機関)と
の指摘があった。米10年債利回りが2.43%台で強含みに推移したこともドルを支え
たという。
クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司エクゼクティブディレクターは、ド
ルが一時上昇した背景として「8月15日の米債償還に伴う円転がほぼ山を越えたからで
はないか」との見方を示していた。
斎藤氏は、1)国内4─6月GDP速報が弱かったため、政策発動への期待や日銀に
よる追加緩和の期待が残ったこと、2)米国の早期利上げについての示唆が期待されるイ
エレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演日程が近づいており、先取りする動き──
などがドル買いの支援材料になっていると分析していた。
一方、内閣府が14日に発表した6月機械受注統計への反応は限定的だった。設備投
資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比8.8%
増の7458億円となり、ロイターの事前予測調査による15.3%増の予想を下回った
。
<ユーロ圏GDPに関心>
きょうはユーロ圏の第2・四半期国内総生産(GDP)速報値の発表が予定されてお
り「ユーロは値幅が出るのではないか」(国内金融機関)との期待感が聞かれる。
先立って発表されたイタリア第2・四半期GDP伸び率はマイナスを記録し、同国は
2008年以降で3回目の景気後退局面に陥った。きょう発表の独第2・四半期GDP速
報は横ばい予想で前期の同0.8%増から鈍化するとみられている。
ユーロ圏GDPの市場予想は前期比0.1%増だが、仮に予想を下回ってマイナスと
なれば、追加緩和の観測が強まりユーロの下押しにつながるとの見方がある一方、投機的
なユーロのショートポジションが積み上がっており、発表値が好感される結果なら急激な
買い戻しが生じるとの見立てもある。
(平田紀之)
((※ noriyuki.hirata@thomsonreuters.com; 03-6441-1822; Reuters Messaging:
noriyuki.hirata.thomsonreuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート(ロイターデータ) FX=
アジアスポットレート(同) AFX=
欧州スポットレート(同) EFX=
クロス円レート(同) JPYX=
クロス円の時系列レート(同) JPNU JPNX JPOA JPOD
通貨オプション FXVOL
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値) D4FX=
スポットレート(RTFX) FX=RTFX
スポットレート(日銀公表) TKYFX
為替関連ニュース ))
ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY=
正午現在 102.56/58 1.3357/61 137.00/04
午前9時現在 102.41/43 1.3364/68 136.87/91
NY午後5時 102.42/44 1.3363/65 136.87/91
正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点からややドル高/円安の102円
半ば。お盆休みで参加者が少ない中、株高や強含みの米金利を支援に底堅く推移し、買い
が膨らむ場面も観測された。
ドル/円は朝方から株価や米金利の動向をにらみながら102.40円台で推移して
いたが、仲値にかけて上昇し、10時半過ぎには一時102.66円まで値を上げた。実
需のフローは多くなく、「内外の短期筋を中心に買いが膨らんだようだ」(金融機関)と
の指摘があった。米10年債利回りが2.43%台で強含みに推移したこともドルを支え
たという。
クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司エクゼクティブディレクターは、ド
ルが一時上昇した背景として「8月15日の米債償還に伴う円転がほぼ山を越えたからで
はないか」との見方を示していた。
斎藤氏は、1)国内4─6月GDP速報が弱かったため、政策発動への期待や日銀に
よる追加緩和の期待が残ったこと、2)米国の早期利上げについての示唆が期待されるイ
エレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演日程が近づいており、先取りする動き──
などがドル買いの支援材料になっていると分析していた。
一方、内閣府が14日に発表した6月機械受注統計への反応は限定的だった。設備投
資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比8.8%
増の7458億円となり、ロイターの事前予測調査による15.3%増の予想を下回った
。
<ユーロ圏GDPに関心>
きょうはユーロ圏の第2・四半期国内総生産(GDP)速報値の発表が予定されてお
り「ユーロは値幅が出るのではないか」(国内金融機関)との期待感が聞かれる。
先立って発表されたイタリア第2・四半期GDP伸び率はマイナスを記録し、同国は
2008年以降で3回目の景気後退局面に陥った。きょう発表の独第2・四半期GDP速
報は横ばい予想で前期の同0.8%増から鈍化するとみられている。
ユーロ圏GDPの市場予想は前期比0.1%増だが、仮に予想を下回ってマイナスと
なれば、追加緩和の観測が強まりユーロの下押しにつながるとの見方がある一方、投機的
なユーロのショートポジションが積み上がっており、発表値が好感される結果なら急激な
買い戻しが生じるとの見立てもある。
(平田紀之)
((※ noriyuki.hirata@thomsonreuters.com; 03-6441-1822; Reuters Messaging:
noriyuki.hirata.thomsonreuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート(ロイターデータ) FX=
アジアスポットレート(同) AFX=
欧州スポットレート(同) EFX=
クロス円レート(同) JPYX=
クロス円の時系列レート(同) JPNU JPNX JPOA JPOD
通貨オプション FXVOL
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値) D4FX=
スポットレート(RTFX) FX=RTFX
スポットレート(日銀公表) TKYFX
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