ドル/円
午前9時現在 82.21/25 1.3773/75 113.24/28
NY17時現在 82.28/32 1.3780/84 113.40/44
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[東京 11日 ロイター] 午前9時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時
点とほぼ同水準の82円前半で推移している。海外市場ではドルが対ユーロと対円で1カ
月ぶりの高値を付けた。米国債利回りの上昇でドルショートの巻き戻しが入ったほか、米
国市場の休場を前にポジション調整の動きが活発化したとの見方が強い。東京市場では、
これから発表される中国の経済指標が注目される。
午前9時までは、ドル/円が82.13―82.34円、ユーロ/ドルが1.3755
─1.3785ドルのレンジで取引されている。
この日は、日本時間午前11時に発表予定の一連の中国経済指標に関心が集まっている。
ただ、「前日、中国のCPIが強めの数字になるとの憶測から豪ドルが売られる場面もあ
った」(外為アナリスト)とされ、強めの景気指標は織り込み済みとの見方もある。
日本の財務省が発表した10月31日─11月6日の対外及び対内証券売買契約等の状
況(指定報告機関ベース)によると、対内株式投資は1918億円の資本流入超、対外債
券(中長期債)投資は4048億円の資本流出超、対内債券(中長期債)投資は3066
億円の資本流出超となった。 本邦勢の中長期債買い越しは10月月初から5週連続で、
累計2兆6487億円に達した。
また、ソウルでは11─12日の20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、代理会合
が開かれ、為替について白熱した議論が交わされたが、声明文の文言については依然とし
て意見に隔たりが大きいとされている。
(ロイターニュース 久保 信博記者)