22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:インバウンドや防衛関連などの材料株での短期的な値幅取り狙い
■日本オラクル、1Q営業利益 4.7%減 161億円
■前場の注目材料:富士電機、CO2分離回収システム実用化、25年まず船舶向け
■インバウンドや防衛関連などの材料株での短期的な値幅取り狙い
22日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。
21日の米国市場はNYダウが522ドル安だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げピークを示唆する可能性などを期待した買いが先行した。
その後、FOMCは市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定。
パウエルFRB議長の会見中に買い戻しの動きが強まる場面も見られた。
ただし、FRBのスタッフ予測で金利見通しが大幅に引き上げられ金利先高観が強まったことで下げに転じ、景気後退リスクを受けた売りにより引けにかけて下落幅を広げた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の27010円。
円相場は1ドル144円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。
日経225先物はナイトセッションで一時26850円まで売られており、日経平均は9月7日の直近安値27268.70円を下回り、節目の27000円辺りが意識されてきそうだ。
ただし、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σが27107円辺りに位置している。
-2σまで下落してくるようだと、売られ過ぎが意識されやすい。
これまでもボリンジャーバンドの-2σまでの調整でいったんは底入れの動きを見せていたこともあり、売り一巡後の押し目狙いは意識されやすいだろう。
もっとも、3連休を前に積極的にはポジションを取りづらく、朝方の荒い値動きのほかは、こう着感の強い値動きになりそうだ。
また、9月のFOMCで3会合連続となる0.75%の利上げは織り込まれていたが、9月でピークとなり次回の11月では0.50%といった見方がコンセンサスだった。
しかし、政策金利の引き上げによって11月は0.75%若しくは1.00%の利上げが見込まれるなか、神経質な相場展開は継続しそうだ。
物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株などは朝方こそ下へのバイアスが強まりそうだが、売り一巡後の短期的なリバウンド狙いの動きは意識されてきそうだ。
また、中小型株については急速に需給状況が悪化した銘柄も目立つなか、インバウンドや防衛関連などの材料株での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になろう。
■日本オラクル、1Q営業利益 4.7%減 161億円
日本オラクル (TYO:4716)が発表した2023年5月期1Qの業績は、売上高が前年同期比1.3%増の510.18億円、営業利益は同4.7%減の161.45億円だった。
Oracle Cloud Infrastructure (OCI)については、パフォーマンスやセキュリティ、費用対効果を重視される顧客からの引合いは強く、東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加している。
ハードウェア・システムズについては、需要は堅調だが、世界的な半導体不足に伴うチップ不足により、出荷への影響が続いている。
■前場の注目材料
・1ドル=144.00-10円
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・富士電機 (TYO:6504)CO2分離回収システム実用化、25年まず船舶向け
・日産自 (TYO:7201)空気酸化触媒でウイルス不活化、東北大などと開発、空調フィルターに
・コマツ (TYO:6301)中国4拠点売却、石炭系鉱山機械の市場縮小見通す
・クボタ (TYO:6326)黒鉛排出抑えた小型ディーゼルエンジン、欧米・中の規制に対応
・富士通 (TYO:6702)食品汚染物質分析サービスで仏社と海外展開、来年度提供へ
・オリンパス (TYO:7733)売却の子会社エビデント製品、今年度で出荷終了
・星光PMC (TYO:4963)CNF強化樹脂の生産性向上、竜ケ崎のプロセス改良
・住友化学 (TYO:4005)車の廃プラを再資源化、千葉に量産試験設備、高精度選別・異物除去
・東レ (TYO:3402)高放熱接着剤の実用化研究、SiCパワー半導体向け
☆前場のイベントスケジュール
・07:45 NZ・8月貿易収支(7月:-10.92億NZドル) <ST>
■株式見通し:インバウンドや防衛関連などの材料株での短期的な値幅取り狙い
■日本オラクル、1Q営業利益 4.7%減 161億円
■前場の注目材料:富士電機、CO2分離回収システム実用化、25年まず船舶向け
■インバウンドや防衛関連などの材料株での短期的な値幅取り狙い
22日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。
21日の米国市場はNYダウが522ドル安だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げピークを示唆する可能性などを期待した買いが先行した。
その後、FOMCは市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定。
パウエルFRB議長の会見中に買い戻しの動きが強まる場面も見られた。
ただし、FRBのスタッフ予測で金利見通しが大幅に引き上げられ金利先高観が強まったことで下げに転じ、景気後退リスクを受けた売りにより引けにかけて下落幅を広げた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の27010円。
円相場は1ドル144円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。
日経225先物はナイトセッションで一時26850円まで売られており、日経平均は9月7日の直近安値27268.70円を下回り、節目の27000円辺りが意識されてきそうだ。
ただし、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σが27107円辺りに位置している。
-2σまで下落してくるようだと、売られ過ぎが意識されやすい。
これまでもボリンジャーバンドの-2σまでの調整でいったんは底入れの動きを見せていたこともあり、売り一巡後の押し目狙いは意識されやすいだろう。
もっとも、3連休を前に積極的にはポジションを取りづらく、朝方の荒い値動きのほかは、こう着感の強い値動きになりそうだ。
また、9月のFOMCで3会合連続となる0.75%の利上げは織り込まれていたが、9月でピークとなり次回の11月では0.50%といった見方がコンセンサスだった。
しかし、政策金利の引き上げによって11月は0.75%若しくは1.00%の利上げが見込まれるなか、神経質な相場展開は継続しそうだ。
物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株などは朝方こそ下へのバイアスが強まりそうだが、売り一巡後の短期的なリバウンド狙いの動きは意識されてきそうだ。
また、中小型株については急速に需給状況が悪化した銘柄も目立つなか、インバウンドや防衛関連などの材料株での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になろう。
■日本オラクル、1Q営業利益 4.7%減 161億円
日本オラクル (TYO:4716)が発表した2023年5月期1Qの業績は、売上高が前年同期比1.3%増の510.18億円、営業利益は同4.7%減の161.45億円だった。
Oracle Cloud Infrastructure (OCI)については、パフォーマンスやセキュリティ、費用対効果を重視される顧客からの引合いは強く、東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加している。
ハードウェア・システムズについては、需要は堅調だが、世界的な半導体不足に伴うチップ不足により、出荷への影響が続いている。
■前場の注目材料
・1ドル=144.00-10円
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・富士電機 (TYO:6504)CO2分離回収システム実用化、25年まず船舶向け
・日産自 (TYO:7201)空気酸化触媒でウイルス不活化、東北大などと開発、空調フィルターに
・コマツ (TYO:6301)中国4拠点売却、石炭系鉱山機械の市場縮小見通す
・クボタ (TYO:6326)黒鉛排出抑えた小型ディーゼルエンジン、欧米・中の規制に対応
・富士通 (TYO:6702)食品汚染物質分析サービスで仏社と海外展開、来年度提供へ
・オリンパス (TYO:7733)売却の子会社エビデント製品、今年度で出荷終了
・星光PMC (TYO:4963)CNF強化樹脂の生産性向上、竜ケ崎のプロセス改良
・住友化学 (TYO:4005)車の廃プラを再資源化、千葉に量産試験設備、高精度選別・異物除去
・東レ (TYO:3402)高放熱接着剤の実用化研究、SiCパワー半導体向け
☆前場のイベントスケジュール
・07:45 NZ・8月貿易収支(7月:-10.92億NZドル) <ST>