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午後3時のドルは145円付近で売買交錯、介入警戒

発行済 2022-10-07 15:17
更新済 2022-10-07 15:18
© Reuters.  10月7日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅安の145円ちょうど付近。写真は米ドル紙幣。2009年11月に撮影(2022年 ロイター/ Rick Wil

[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅安の145円ちょうど付近。ドルは底堅い展開が続いたものの、145円台は円買い介入への警戒感が根強く、高値圏で売買が交錯した。

きょう早朝に145.14円まで上昇したドルは、午前の取引で144円後半へいったん下落したものの、午後には145円台へ値を戻した。政府・日銀が円買い介入を実施した145円台では「介入が再度行われるのではないかとの警戒感が根強い」(都銀)といい、上値を買い上がる動きは限られたという。

岸田文雄首相は7日、参院代表質問の答弁で「最近みられたような急速で一方的な円安の進行は望ましくない」と述べた。9月の円買い介入は、投機による過度な変動の繰り返しは見逃せないとの考えから実施したと説明した。

今晩発表される9月の米雇用統計を控えて、様子見ムードが広がったことも、値動きが鈍る一因となった。市場では「調整をこなしながらもドルの勢いは根強い。米利上げ観測が鈍化しない限り、ドルは崩れなさそうだ」(国内金融機関)との声が出ていた。

財務省によると、政府・日銀が円買い介入を実施した後、今年9月末の外貨準備高は1兆2380億5600万ドルと、8月末から540億1600万ドル減少した。減少幅は比較可能な2000年4月以降で最大だった。

外貨準備のうち、外貨建て証券は9852億7200万ドルと前月末の1兆0367億8100万ドルから515億ドル減少した。

ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト、上野剛志氏は、米金利上昇やドル以外の主要通貨の下落を背景に、外貨建て証券の時価総額は目減りしているとした上で「円買い介入資金として、償還や利払いの受け取りによる資金や一部は別のレポファシリティーを使用した可能性もあり、外貨建て証券を売却して充てたかどうかは不透明だ」との見方を示した。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 144.97/99 0.9799/03 142.08/12

午前9時現在 145.03/05 0.9787/91 141.98/02

NY午後5時 145.12/15 0.9788/92 142.11/15

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