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米国株見通し:下げ渋りか、売り一巡後は様子見

発行済 2022-12-30 11:52
更新済 2022-12-30 12:00
© Reuters.
(11 時50分現在)

S&P500先物      3,865.75(-6.00)
ナスダック100先物  11,019.00(-13.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル安。
米10年債利回りは底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



29日の主要3指数は急反発。
序盤の買い一巡後はほぼ横ばいで推移し、ダウは345ドル高の33220ドルと2日ぶりのプラスで引けた。
連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め方針の継続を背景に上昇していた長期金利が低下し、ハイテクを中心に買戻しが強まった。
また、中国での新型コロナウイルスまん延が深刻化しているものの、過度な懸念は一服。
前日急落のアップルやテスラなどが大きく買われ、相場をけん引した。



本日は下げ渋りか。
29日は自律反発で指数は上値を伸ばしたが、FRBが来年も金融引き締めを継続すれば企業収益や個人消費を圧迫するとの警戒感から売り地合いは続く。
金利高に振れれば前日急反発のハイテクなどへの売りが再開し、下げを主導する可能性はあろう。
また、中国でのコロナまん延は来年に向けても大きな懸念材料のため、積極的な買いは入りづらい。
ただ、今年最後の取引で手仕舞い売りが一服すればその後は様子見となろう。



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