[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が21日発表した統計によると、1月のドイツの中国向け輸出は前年比7.1%減の74億ユーロ(79億ドル)だった。
中国政府が昨年12月に「ゼロコロナ」政策を突然解除し、対中輸出の再開に対する期待が高まったが、輸出の増加にはつながらなかった。
一方、対米輸出は20.8%増の120億ユーロ。米国が引き続き最大の輸出相手国となった。
ドイツと中国の昨年のモノの貿易総額は約2980億ユーロだったが、ドイツの対中輸出は3.1%増の約1070億ユーロにとどまった。中国からの輸入は1910億ユーロで前年比で30%以上増加した。
昨年の対中貿易赤字は840億ユーロ。ドイツのリントナー財務相は「危険な動向」とコメントした。