(最終段落の「ディディエ・レインダース欧州委員(欧州担当)」を「ディディエ・レインダース欧州委員(司法担当)」に訂正します)
[ブリュッセル 6日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズ傘下の対話アプリ運営会社「ワッツアップ」は、2021年に導入した個人情報保護方針の変更に関して透明性向上に取り組むことで同意した。欧州各地の消費者団体からの申し立てを受けて調査していた欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が6日、発表した。
欧州消費者機構(BEUC)や消費者関連当局は22年、ワッツアップが変更点を平易で分かりやすい言葉で明確にしておらず、EUの法律に違反していると指摘した。
これを受けてワッツアップは、EU域内の利用者契約の変更点や、これらの変更点が利用者の権利にどのような影響が出るのかを説明し、利用者が変更に同意するか拒否するかの選択を目立つように表示し、更新に関するポップアップ通知を利用者が簡単に閉じることができるようにすることで合意した。
利用者の個人情報が広告目的で第三者やフェイスブックなどのメタのグループ内で共有されないようにすることでも合意した。
ディディエ・レインダース欧州委員(司法担当)(訂正)は「消費者がプラットフォームの使用を続けたいかどうかを判断できるように、何に同意するのか、その具体的な内容を理解する権利がある」とコメントした。