*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い優勢の展開も半導体株の動向が気掛かりに~
3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:買い優勢の展開も半導体株の動向が気掛かりに
■三益半導、3Q営業利益 49.4%増 98.12億円
■前場の注目材料:千代化建、韓国サムスンC&Tと協業、水素供給網事業化
■買い優勢の展開も半導体株の動向が気掛かりに
3日の日本株市場は、買い優勢の相場展開が見込まれる。
3月31日の米国市場はNYダウが415ドル高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数が予想外に前月から伸びが鈍化したため、早期の利上げ停止を見込んだ買いが先行した。
その後も長期金利が低下を続けハイテクを支援し、相場全体を一段と押し上げた。
シカゴ日経225先物は大阪比115円高の28205円。
円相場は1ドル133円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行することになりそうだ。
金融システム不安が和らぐなか、VIX指数は18.70に低下し、一時18.52まで下げる場面も見られており、金融システム不安が強まった急伸前の水準まで低下した。
リスク選好の流れに向かわせるなか、日経225先物は28000円を支持線にリバウンドを見せており、ショートカバーを交えた上昇が意識されそうだ。
また、為替市場ではドル円が1ドル133円台と円高修正の流れが継続しており、輸出関連への買い戻しに向かわせそうだ。
一方で、日本政府は先週、先端半導体の製造装置23品目について、輸出規制を強化すると発表した。
中国を念頭に置いているとみられるが、中国当局は31日、米マイクロン・テクノロジーをサイバーセキュリティーの観点で調査すると発表した。
米中間の緊張が高まる中、半導体関連などは神経質にさせてきそうだ。
そのため、指数インパクトの大きい東エレク (TYO:8035)などへは短期筋による売り仕掛け的な動きも入りやすく、日経平均の重荷になる。
半導体関連が軟調推移となるようだと、日経平均も次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。
また、金融システム不安が和らぐ中、メガバンクの戻りの鈍さも目立つ。
国内証券ではメガバンクの格下げも観測されていることから、こちらも相場の重荷になりそうだ。
そのため輸出関連の一角が相場の下支えになる展開を想定。
また、日経平均がこう着感を強めたとしても、28000円水準での底堅さが意識される局面においては押し目狙のスタンスに向かわせよう。
また、こう着ながらも底堅さが見られてくるようだと、個人主体による材料株や中小型株への物色が活発になりそうだ。
そのほか、東証の政策に絡んだ流れから、低PBR銘柄への物色も強まるだろう。
■三益半導、3Q営業利益 49.4%増 98.12億円
三益半導 (TYO:8155)が発表した2023年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比27%増の691.99億円、営業利益は同49.4%増の98.12億円だった。
半導体事業部において、300mmウエハーを中心に生産は概ね堅調に推移。
産商事業部において、自社開発製品及びその他の取扱商品ともに増収だった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28041.48、+258.55)
・NYダウは上昇(33274.15、+415.12)
・ナスダック総合指数は上昇(12221.91、+208.44)
・シカゴ日経先物は上昇(28205、大阪比+115)
・1ドル=133.20-30円
・SOX指数は上昇(3230.86、+22.61)
・VIX指数は低下(18.70、-0.32)
・米原油先物は上昇(75.67、+1.30)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・日本ガイシ (TYO:5333)ライン構築期間4割減、デジタルツイン技術活用で工程最適化
・日産自 (TYO:7201)サプライヤー支援、脱炭素・生産改善評価、エネ費上昇の負担割合決定
・千代化建 (TYO:6366)韓国サムスンC&Tと協業、水素供給網事業化
・スズキ (TYO:7269)豪新興と自動運転可能な電動台車開発、商用配送想定
・日揮HD (TYO:1963)東洋エンジとSAF国内製造で協業、プラント設計・建設
・マックス (TYO:6454)タイに結束ワイヤ専用棟、生産能力25%増
・GSユアサ (TYO:6674)鉛蓄電池など10%以上値上げ、5月受注分から
・NEC (TYO:6701)欧の創薬事業体制再編、蘭に中核子会社
・住友化学 (TYO:4005)23年末めど「メタノール製造」新技術設備、CO2から収率2倍
・カネカ (TYO:4118)廃食用油で資源循環、JR西日本系と生分解性ポリマー製造
・日本酸素HD (TYO:4091)大陽日、均一分散可能な銅ナノ粒子開発、微細配線形成などに貢献
・三菱ケミG (TYO:4188)住化積水フィルムに農業用フィルム会社売却
・中部電力 (TYO:9502)料金値上げの負担軽減策実施、特別高圧など対象
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・3月財新製造業PMI(予想:51.4、2月:51.6) <ST>
■株式見通し:買い優勢の展開も半導体株の動向が気掛かりに
■三益半導、3Q営業利益 49.4%増 98.12億円
■前場の注目材料:千代化建、韓国サムスンC&Tと協業、水素供給網事業化
■買い優勢の展開も半導体株の動向が気掛かりに
3日の日本株市場は、買い優勢の相場展開が見込まれる。
3月31日の米国市場はNYダウが415ドル高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数が予想外に前月から伸びが鈍化したため、早期の利上げ停止を見込んだ買いが先行した。
その後も長期金利が低下を続けハイテクを支援し、相場全体を一段と押し上げた。
シカゴ日経225先物は大阪比115円高の28205円。
円相場は1ドル133円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行することになりそうだ。
金融システム不安が和らぐなか、VIX指数は18.70に低下し、一時18.52まで下げる場面も見られており、金融システム不安が強まった急伸前の水準まで低下した。
リスク選好の流れに向かわせるなか、日経225先物は28000円を支持線にリバウンドを見せており、ショートカバーを交えた上昇が意識されそうだ。
また、為替市場ではドル円が1ドル133円台と円高修正の流れが継続しており、輸出関連への買い戻しに向かわせそうだ。
一方で、日本政府は先週、先端半導体の製造装置23品目について、輸出規制を強化すると発表した。
中国を念頭に置いているとみられるが、中国当局は31日、米マイクロン・テクノロジーをサイバーセキュリティーの観点で調査すると発表した。
米中間の緊張が高まる中、半導体関連などは神経質にさせてきそうだ。
そのため、指数インパクトの大きい東エレク (TYO:8035)などへは短期筋による売り仕掛け的な動きも入りやすく、日経平均の重荷になる。
半導体関連が軟調推移となるようだと、日経平均も次第にこう着感が強まる可能性はあるだろう。
また、金融システム不安が和らぐ中、メガバンクの戻りの鈍さも目立つ。
国内証券ではメガバンクの格下げも観測されていることから、こちらも相場の重荷になりそうだ。
そのため輸出関連の一角が相場の下支えになる展開を想定。
また、日経平均がこう着感を強めたとしても、28000円水準での底堅さが意識される局面においては押し目狙のスタンスに向かわせよう。
また、こう着ながらも底堅さが見られてくるようだと、個人主体による材料株や中小型株への物色が活発になりそうだ。
そのほか、東証の政策に絡んだ流れから、低PBR銘柄への物色も強まるだろう。
■三益半導、3Q営業利益 49.4%増 98.12億円
三益半導 (TYO:8155)が発表した2023年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比27%増の691.99億円、営業利益は同49.4%増の98.12億円だった。
半導体事業部において、300mmウエハーを中心に生産は概ね堅調に推移。
産商事業部において、自社開発製品及びその他の取扱商品ともに増収だった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28041.48、+258.55)
・NYダウは上昇(33274.15、+415.12)
・ナスダック総合指数は上昇(12221.91、+208.44)
・シカゴ日経先物は上昇(28205、大阪比+115)
・1ドル=133.20-30円
・SOX指数は上昇(3230.86、+22.61)
・VIX指数は低下(18.70、-0.32)
・米原油先物は上昇(75.67、+1.30)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・日本ガイシ (TYO:5333)ライン構築期間4割減、デジタルツイン技術活用で工程最適化
・日産自 (TYO:7201)サプライヤー支援、脱炭素・生産改善評価、エネ費上昇の負担割合決定
・千代化建 (TYO:6366)韓国サムスンC&Tと協業、水素供給網事業化
・スズキ (TYO:7269)豪新興と自動運転可能な電動台車開発、商用配送想定
・日揮HD (TYO:1963)東洋エンジとSAF国内製造で協業、プラント設計・建設
・マックス (TYO:6454)タイに結束ワイヤ専用棟、生産能力25%増
・GSユアサ (TYO:6674)鉛蓄電池など10%以上値上げ、5月受注分から
・NEC (TYO:6701)欧の創薬事業体制再編、蘭に中核子会社
・住友化学 (TYO:4005)23年末めど「メタノール製造」新技術設備、CO2から収率2倍
・カネカ (TYO:4118)廃食用油で資源循環、JR西日本系と生分解性ポリマー製造
・日本酸素HD (TYO:4091)大陽日、均一分散可能な銅ナノ粒子開発、微細配線形成などに貢献
・三菱ケミG (TYO:4188)住化積水フィルムに農業用フィルム会社売却
・中部電力 (TYO:9502)料金値上げの負担軽減策実施、特別高圧など対象
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・3月財新製造業PMI(予想:51.4、2月:51.6) <ST>