*07:48JST 16日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反落、追加利上げを警戒
■NY株式:米国株式市場は反落、追加利上げを警戒
ダウ平均は336.46ドル安の33,012.14ドル、ナスダックは22.15ポイント安の12,343.05で取引を終了した。
4月小売売上高や連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受け、追加利上げ観測が高まり、金利高を警戒した売りにより下落して始まった。
また、バイデン大統領と議会指導者との債務上限交渉の再開については速やかな合意は不可能との悲観的な見方も重しとなり、終盤にかけて下げ幅を拡大した。
セクター別ではメディア・娯楽、ソフトウェア・サービスが上昇した一方で、エネルギー、不動産が下落した。
商業銀行のキャピタル・ワン(COF)は著名投資家のバフェット氏運営のバークシャーハサウェイ(BRK)が第1四半期に同社株を追加購入したことが当局への報告で明らかになり上昇。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も物言う投資家のローブ氏運営のサードポイントや投資家のドラッケンミラー氏のファミリーオフィスによる同社株の保有が明らかになり、大幅高となった。
検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)も物言う投資家のアックマン氏が運営するパーシングスクェアキヤピタルマネージメントによる新たな同社株への投資が明らかになり、買われた。
一方で、ホームセンター運営のホームデポ(HD)は第1四半期決算で純売上が前年比4.2%減となり、想定以上の需要鈍化を受けて通期の見通しを下方修正したことが嫌気され、下落。
同業のロウズ(LOW)も売られた。
バイデン大統領は債務上限交渉のため、アジア歴訪を短縮すると報じられた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル強含み、FRB高官のタカ派発言で追加利上げ観測
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円69銭へ下落後、136円68銭まで上昇し、136円39銭で引けた。
米4月小売売上高の伸びが予想を下回りいったんドル売りが優勢となったのち、プラスの伸びに改善したことや、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材などを除いた小売りの伸びが予想を上回ったことを受けて、金利上昇に伴うドル買いが強まった。
さらに、米4月鉱工業生産・設備稼働率、5月NAHB住宅市場指数も予想を上回ったほか、メスター・クリーブランド連銀総裁やバーキン米リッチモンド連銀総裁が追加利上げの必要性に言及したためドル買いが一段と加速した。
ユーロ・ドルは、1.0890ドルから1.0855ドルまで下落し、1.0862ドルで引けた。
ユーロ・円は147円73銭から148円50銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2536ドルから1.2477ドルまで下落。
ドル・スイスは0.8934フランから0.8971フランまで上昇した。
■NY原油:弱含みで70.86ドル、株安などを意識した売りが入る
NY原油先物6月限は弱含み(NYMEX原油6月限終値:70.86 ↓0.25)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.25ドルの70.86ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは70.45ドル-71.79ドル。
アジア市場で71.79ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて70.45ドルまで下落。
米長期金利の上昇や株安を意識した売りが観測された。
通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.36ドル -0.29ドル(-1.05%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.86ドル -1.09ドル(-1.31%)
ゴールドマン・サックス(GS)320.81ドル -1.26ドル(-0.39%)
インテル(INTC) 29.22ドル -0.58ドル(-1.95%)
アップル(AAPL) 172.07ドル 0.00ドル(0.00%)
アルファベット(GOOG) 120.09ドル +3.13ドル(+2.68%)
メタ(META) 238.82ドル -0.04ドル(-0.02%)
キャタピラー(CAT) 207.20ドル -4.09ドル(-1.94%)
アルコア(AA) 36.10ドル -0.89ドル(-2.41%)
ウォルマート(WMT) 149.78ドル -2.10ドル(-1.38%)
ダウ平均は336.46ドル安の33,012.14ドル、ナスダックは22.15ポイント安の12,343.05で取引を終了した。
4月小売売上高や連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受け、追加利上げ観測が高まり、金利高を警戒した売りにより下落して始まった。
また、バイデン大統領と議会指導者との債務上限交渉の再開については速やかな合意は不可能との悲観的な見方も重しとなり、終盤にかけて下げ幅を拡大した。
セクター別ではメディア・娯楽、ソフトウェア・サービスが上昇した一方で、エネルギー、不動産が下落した。
商業銀行のキャピタル・ワン(COF)は著名投資家のバフェット氏運営のバークシャーハサウェイ(BRK)が第1四半期に同社株を追加購入したことが当局への報告で明らかになり上昇。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も物言う投資家のローブ氏運営のサードポイントや投資家のドラッケンミラー氏のファミリーオフィスによる同社株の保有が明らかになり、大幅高となった。
検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)も物言う投資家のアックマン氏が運営するパーシングスクェアキヤピタルマネージメントによる新たな同社株への投資が明らかになり、買われた。
一方で、ホームセンター運営のホームデポ(HD)は第1四半期決算で純売上が前年比4.2%減となり、想定以上の需要鈍化を受けて通期の見通しを下方修正したことが嫌気され、下落。
同業のロウズ(LOW)も売られた。
バイデン大統領は債務上限交渉のため、アジア歴訪を短縮すると報じられた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル強含み、FRB高官のタカ派発言で追加利上げ観測
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円69銭へ下落後、136円68銭まで上昇し、136円39銭で引けた。
米4月小売売上高の伸びが予想を下回りいったんドル売りが優勢となったのち、プラスの伸びに改善したことや、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材などを除いた小売りの伸びが予想を上回ったことを受けて、金利上昇に伴うドル買いが強まった。
さらに、米4月鉱工業生産・設備稼働率、5月NAHB住宅市場指数も予想を上回ったほか、メスター・クリーブランド連銀総裁やバーキン米リッチモンド連銀総裁が追加利上げの必要性に言及したためドル買いが一段と加速した。
ユーロ・ドルは、1.0890ドルから1.0855ドルまで下落し、1.0862ドルで引けた。
ユーロ・円は147円73銭から148円50銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2536ドルから1.2477ドルまで下落。
ドル・スイスは0.8934フランから0.8971フランまで上昇した。
■NY原油:弱含みで70.86ドル、株安などを意識した売りが入る
NY原油先物6月限は弱含み(NYMEX原油6月限終値:70.86 ↓0.25)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.25ドルの70.86ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは70.45ドル-71.79ドル。
アジア市場で71.79ドルまで買われたが、米国市場の後半にかけて70.45ドルまで下落。
米長期金利の上昇や株安を意識した売りが観測された。
通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.36ドル -0.29ドル(-1.05%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.86ドル -1.09ドル(-1.31%)
ゴールドマン・サックス(GS)320.81ドル -1.26ドル(-0.39%)
インテル(INTC) 29.22ドル -0.58ドル(-1.95%)
アップル(AAPL) 172.07ドル 0.00ドル(0.00%)
アルファベット(GOOG) 120.09ドル +3.13ドル(+2.68%)
メタ(META) 238.82ドル -0.04ドル(-0.02%)
キャタピラー(CAT) 207.20ドル -4.09ドル(-1.94%)
アルコア(AA) 36.10ドル -0.89ドル(-2.41%)
ウォルマート(WMT) 149.78ドル -2.10ドル(-1.38%)