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*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~改めて日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすい~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■改めて日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすい
■コスモス薬品、23/5営業利益 1.1%増 301億円、24/5予想 0.2%増 302億円
■前場の注目材料:アイダ、高速精密プレス機を増産、EV関連に集中、小型機は生産委託
■改めて日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすい
11日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。
10日の米国市場は、NYダウが209ドル高、ナスダックは24ポイント高だった。
米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを警戒した売りが先行したが、その後は目新しい材料に欠けるなか、出遅れ感の強い銘柄などには値ごろ感からの買いが入り、上昇に転じた。
シカゴ日経225先物清算値は、大阪比130円高の32270円、円相場は1ドル141円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物のナイトセッションでは、32100円で寄り付いた後は上昇に転じたが、32200円~32300円辺りでのこう着感の強い相場展開だった。
下値の堅さは意識されやすいものの、リバウンド機運は高まりづらいだろう。
とはいえ、パッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が通過したことから、押し目待ち狙いの買いは意識されやすいだろう。
米国では3人の当局者が米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内2回の利上げの必要性についての見解を示していた。
12日には6月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから積極的な売買は手控えられやすいものの、利上げ再開について市場は織り込んでいることもあり、過度な警戒感にはつながらないだろう。
そのうえで需給イベントが通過した日本市場へはリスク回避的な資金が向かいやすいと考えられる。
戻りの鈍さから短期的には売り仕掛け的な動きもありそうだが、日経平均の32000円接近では押し目待ち狙いの買いは意識されそうだ。
また、こう着ながらも底堅さが見られる局面においては、個人主体の資金は直近IPO銘柄などでの値幅取り狙いに向かわせやすいだろう。
生成AIなど成長期待の大きいテーマ株などへの押し目買い意欲も強そうである。
■コスモス薬品、23/5営業利益 1.1%増 301億円、24/5予想 0.2%増 302億円
コスモス薬品 (TYO:)が発表した2023年5月期業績は、売上高が前期比9.6%増の8276.97億円、営業利益は同1.1%増の301.28億円だった。
24年5月期業績は、売上高が前期比10.7%増の9160億円、営業利益は同0.2%増の302億円を計画。
コンセンサス(320億円程度)に届かず。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33944.40、+209.52)
・ナスダック総合指数は上昇(13685.48、+24.76)
・シカゴ日経先物は上昇(32270、大阪比+130)
・SOX指数は上昇(3651.60、+73.87)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・アイダ (TYO:)高速精密プレス機を増産、EV関連に集中、小型機は生産委託
・デンソー (TYO:)日特陶に点火プラグ事業など譲渡、次世代領域にシフト
・デンソー (TYO:)豊田通商との携帯電話販売・代理店事業をビックカメラに譲渡
・住友林業 (TYO:)森林ファンド運用、日本企業10社参画、資産規模600億円
・日立 (TYO:)アイルランドのソフト会社買収、年内めど
・丸紅 (TYO:)大容量蓄電池の量産後押し、エストニア社に追加出資
・ファインシンター (TYO:)事業改革、電動車部品に経営資源投入
・アマダ (TYO:)自律走行ロボ参入、生産状況に合わせ簡単運用
・浜井産業 (TYO:)前受金・円建て取引徹底、海外顧客対象
・アルプスアル (TYO:)ゲーム機向け部品増産、国内外に今年度30億円投資
・日立 (TYO:)英社と鉄道メンテ契約、440億円で更新
・KIMOTO (TYO:)デジタルツインで生産性向上支援、製造・建設向け
・東急建設 (TYO:)コンクリ締め固め可視化、センサーで必要時間計測
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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