[北京/ヨハネスブルク 24日 ロイター] - 中国外務省国際経済局の李克新局長は24日、新興5カ国(BRICS)は国境を越えた決済に関する協力を強化すべきとの認識を示した。決済ツールやプラットフォームを研究し、現地通貨決済を推進すべきと述べた。
BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は首脳会議で、ドル依存脱却を目指し、貿易や金融取引における現地通貨利用を促進することで合意した。
プーチン大統領に代わって首脳会議に出席したロシアのラブロフ外相は24日、BRICS圏がSWIFT(国際銀行間通信協会)に代わる国際決済システムの設立を計画していることを明らかにした。
この後に記者向けブリーフィングを行った李氏は「これは必要だ。5カ国間の貿易量が多く、増加傾向にあるためだ」と説明した。
インドのビナイ・クワトラ外務次官は別のブリーフィングで、代替決済システムは「有望な分野」だと語った。
SWIFTの広報担当者からは、今のところコメントを得られていない。