*08:12JST 31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは123ドル高、FOMC利上げ見送り織り込む
■NY株式:NYダウは123ドル高、FOMC利上げ見送り織り込む
米国株式市場は続伸。
ダウ平均は123.91ドル高の33,052.87ドル、ナスダックは61.75ポイント高の12,851.24で取引を終了した。
7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に拡大し、高インフレの長期化を警戒し、寄り付き後、下落。
しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が今回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見解が変わらず、また、値ごろ感の買いや月末の買戻しで、上昇に転じた。
長期債利回りも伸び悩んだため、ハイテクも買い戻され終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了。
セクター別では、自動車・自動車部品、不動産の上昇が目立った。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は加州での2019年の死亡事故を巡る陪審裁判で同社のオートパイロット機能が死亡原因ではないとの判決が出され、上昇。
携帯端末のアップル(AAPL)は昨日のオンラインイベントで最新M3チップ搭載のマックブックプロとアイマックを発表し、買われた。
一方、重機メーカーのキャタピラー(CAT)は中国の需要が引き続き低迷したほか、受注残の減少で需要の鈍化が警戒され、下落。
アパレルブランドのVANS、ノースフェイスやティンバーランドを運営するVF(VFC)は24年度の見通しを撤回、さらにVANS社長が辞任を発表し失望感に大幅安となった。
株安航空会社のジェットブルー(JBLU)は第3四半期決算で調整後の1株当たりの赤字幅が予想以上となったほか、第4四半期の見通しも予想を下回り、下落。
半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は取り引き終了後に四半期決算を発表。
調整後の1株利益が予想を上回ったが、見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日米金利差拡大観測が再燃、対ドルで約1年ぶりの円安
10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円60銭から151円71銭まで上昇し、151円67銭で引けた。
7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に4-6月期から拡大、さらに、8月住宅価格指数や10月消費者信頼感指数も予想を上回ったため金利先高観を受けたドル買いが強まった。
また、日銀は金融政策決定会合で長短金利操作の再修正を決定し、正常化に向けて進展したものの、依然景気を重点においたハト派的な修正との見方に日米金利差拡大観測に伴う円売りが加速。
ユーロ・ドルは1.0660ドルから1.0558ドルまで下落し、1.0574ドルで引けた。
ユーロ圏のインフレ率が急速に改善し、2年ぶりの3%弱となったため欧米金利差拡大観測にユーロ売り、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・円は、160円60銭から159円80銭まで弱含んだ。
ポンド・ドルは、1.2185ドルから1.2120ドルまで下落。
ドル・スイスは、0.9026フランから0.9105フランまで上昇した。
■NY原油:続落で81.02ドル、時間外取引で一時81ドルを下回る
NY原油先物12月限は続落(NYMEX原油12月限終値:81.02 ↓1.29)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.29ドルの81.02ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは80.74ドル-83.37ドル。
米国市場の前半にかけて83.37ドルまで買われたが、ドル高を意識した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で一時80.74ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 26.34ドル +0.65ドル(+2.53%)
モルガン・スタンレー(MS) 70.82ドル +0.23ドル(+0.32%)
ゴールドマン・サックス(GS)303.61ドル +2.78ドル(+0.92%)
インテル(INTC) 36.50ドル +0.81ドル(+2.26%)
アップル(AAPL) 170.77ドル +0.48ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 125.30ドル -0.45ドル(-0.35%)
メタ(META) 301.27ドル -1.39ドル(-0.45%)
キャタピラー(CAT) 226.05ドル -16.11ドル(-6.65%)
アルコア(AA) 25.64ドル +0.32ドル(+1.26%)
ウォルマート(WMT) 163.41ドル +0.39ドル(+0.23%)
米国株式市場は続伸。
ダウ平均は123.91ドル高の33,052.87ドル、ナスダックは61.75ポイント高の12,851.24で取引を終了した。
7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に拡大し、高インフレの長期化を警戒し、寄り付き後、下落。
しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が今回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見解が変わらず、また、値ごろ感の買いや月末の買戻しで、上昇に転じた。
長期債利回りも伸び悩んだため、ハイテクも買い戻され終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了。
セクター別では、自動車・自動車部品、不動産の上昇が目立った。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は加州での2019年の死亡事故を巡る陪審裁判で同社のオートパイロット機能が死亡原因ではないとの判決が出され、上昇。
携帯端末のアップル(AAPL)は昨日のオンラインイベントで最新M3チップ搭載のマックブックプロとアイマックを発表し、買われた。
一方、重機メーカーのキャタピラー(CAT)は中国の需要が引き続き低迷したほか、受注残の減少で需要の鈍化が警戒され、下落。
アパレルブランドのVANS、ノースフェイスやティンバーランドを運営するVF(VFC)は24年度の見通しを撤回、さらにVANS社長が辞任を発表し失望感に大幅安となった。
株安航空会社のジェットブルー(JBLU)は第3四半期決算で調整後の1株当たりの赤字幅が予想以上となったほか、第4四半期の見通しも予想を下回り、下落。
半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は取り引き終了後に四半期決算を発表。
調整後の1株利益が予想を上回ったが、見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日米金利差拡大観測が再燃、対ドルで約1年ぶりの円安
10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円60銭から151円71銭まで上昇し、151円67銭で引けた。
7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に4-6月期から拡大、さらに、8月住宅価格指数や10月消費者信頼感指数も予想を上回ったため金利先高観を受けたドル買いが強まった。
また、日銀は金融政策決定会合で長短金利操作の再修正を決定し、正常化に向けて進展したものの、依然景気を重点においたハト派的な修正との見方に日米金利差拡大観測に伴う円売りが加速。
ユーロ・ドルは1.0660ドルから1.0558ドルまで下落し、1.0574ドルで引けた。
ユーロ圏のインフレ率が急速に改善し、2年ぶりの3%弱となったため欧米金利差拡大観測にユーロ売り、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・円は、160円60銭から159円80銭まで弱含んだ。
ポンド・ドルは、1.2185ドルから1.2120ドルまで下落。
ドル・スイスは、0.9026フランから0.9105フランまで上昇した。
■NY原油:続落で81.02ドル、時間外取引で一時81ドルを下回る
NY原油先物12月限は続落(NYMEX原油12月限終値:81.02 ↓1.29)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-1.29ドルの81.02ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは80.74ドル-83.37ドル。
米国市場の前半にかけて83.37ドルまで買われたが、ドル高を意識した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で一時80.74ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 26.34ドル +0.65ドル(+2.53%)
モルガン・スタンレー(MS) 70.82ドル +0.23ドル(+0.32%)
ゴールドマン・サックス(GS)303.61ドル +2.78ドル(+0.92%)
インテル(INTC) 36.50ドル +0.81ドル(+2.26%)
アップル(AAPL) 170.77ドル +0.48ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 125.30ドル -0.45ドル(-0.35%)
メタ(META) 301.27ドル -1.39ドル(-0.45%)
キャタピラー(CAT) 226.05ドル -16.11ドル(-6.65%)
アルコア(AA) 25.64ドル +0.32ドル(+1.26%)
ウォルマート(WMT) 163.41ドル +0.39ドル(+0.23%)