[東京 3日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 120.36/38 1.1232/36 135.20/24 午前9時現在 120.62/64 1.1210/14 135.23/27 NY午後5時 120.32/35 1.1226/29 135.06/10
午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の120円前半 。日本株の反発でリスク回避が後退したが、午後2時過ぎに日銀審議委員から緩和強化に 否定的な発言が伝わり株が上げ幅を縮小するとドルの上値は重くなった。市場の関心は週 末の米雇用統計や同統計に対する米長期金利の反応に向いている。 中国・香港市場は抗日戦争勝利70周年で休場。
市場では「取引は膨らんでいない。週末のイベントを控えて様子見ムードが出てきて いる」(国内金融機関)との声が聞かれた。きょうの海外時間には欧州中央銀行(ECB )理事会の結果発表と総裁会見、明日は米雇用統計の発表が控えている。
豪7月小売売上高が市場予想の前月比プラス0.4%を下回り、同マイナス0.1% と予想外の減少となったことを受け、豪ドル AUD=D4 は直前の0.7035米ドル付近か ら一時0.6999米ドルまで下落した。
<米国債利回り>
米10年国債利回り US10YT=RR は2.1772/2.1755%の気配で前日ニュ ーヨーク終盤の2.193%から低下。米2年国債利回り US2YT=RR は0.7041/0 .7002%の気配で、同0.7200%付近から低下た。 米2年国債利回りの水準について、SMBC日興証券のシニア金利ストラテジスト野 地慎氏は「年内、少なくとも来年3月までには利上げがあるという想定で、利上げそのも のを遠ざけている感じはない。9月に利上げが実施されても、されなくても、(波乱には ならず)吸収力はありそうだ」という。
2.17%台で推移する10年債も同様で、9月に利上げが実施された場合、その後 の景気がスローダウンすることを織り込んだ水準だと同氏は言う。 結果的に、米利上げ開始の時期については「(9月またはそれ以降)どっちに転んで も、米利回りの顕著な押し上げ要因にはならない」との見方を野地氏は示し、米雇用統計 を挟んだ米10年国債利回りは2.1%前半から2.2%半ばの水準で推移すると予想す る。
(為替マーケットチーム)