[ニューヨーク/ロンドン 18日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅高となった。今週は主要中銀の金融政策決定会合が予定されている。
日銀がマイナス金利を解除する可能性があるほか、米連邦準備理事会(FRB)が発表する金利見通しが注目されている。このほか、英国、オーストラリア、ノルウェー、スイス、メキシコ、台湾、ブラジル、インドネシアの中銀が今週会合を開く予定。
ドル指数は0.145%高の103.600。
バノックバーン・グローバル・フォレックス(ニューヨーク)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「FRBは年内3回の利下げ見通しを維持すると思うが、変更するとすれば4回ではなく2回になる可能性が高い」と指摘。「人々を驚かせる可能性があるのは失業率の予想中央値が上がることだろう」と述べた。
日本円はほとんど変わらず、0.02%高の1ドル=149.11円。
マネックスUSA(ワシントン)のトレーディングディレクター、フアン・ペレス氏は「最近、数人の日銀当局者から、緩和的な金融環境を維持する時期ではないとのサインや発言があった。ただ今週、日銀が動くかどうかは疑わしい。市場にショックを与えるだろう」と言及。日銀が超金融緩和政策を解除する可能性が高いのは、日本でエネルギー補助金が終了しインフレ率急騰が見込まれる4月とした。
ユーロ/ドルは0.17%安の1.0869ドル。
ポンド/円は0.13%安の1.27255ドル。イングランド銀行(英中央銀行)は21日に予定されている会合で、政策金利を5.25%に据え置くと予想されている。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は19日の会合で政策金利を据え置く可能性が高い。豪ドル/米ドルは0.08%安の0.655米ドルだった。
ドルは対スイス・フランで0.48%上昇。市場の一部ではスイス国立銀行(中央銀行)が21日に政策金利を引き下げるとの見方が出ている。
ドル/円 NY終値 149.14/149.17
始値 149.13
高値 149.30
安値 148.93
ユーロ/ドル NY終値 1.0871/1.0875
始値 1.0899
高値 1.0905
安値 1.0866