*14:41JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は200日線突破の攻防へ、主力処・バイオ・決算銘柄に資金が向かうか
■週末の大型株急落で新興市場に資金が流入
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が+0.68%だったのに対して、グロース市場指数は+2.60%、グロース市場250指数は+2.99%と新興市場の上昇が目立った。
週初から新興市場の売買代金は減少しグロース市場指数、グロース市場250指数ともに値動きの乏しいもみ合い相場が続いたが、週末に日経平均が1000円超の下落で大型株が急落した一方、新興市場に資金が流入。
グロース市場Core指数構成銘柄が全て上昇するなど時価総額が大きい主力株が買われたことで、両指数は上げ幅を拡大する展開となった。
11日の米国市場で、中小型で構成するラッセル2000が前日比3.57%と大幅高したことがグロース市場への資金流入の要因と見られる。
時価総額上位銘柄では、今週末12日にGENDA (TYO:9166)が6日ぶりに反発し上場来高値を更新したほか、カバー (TYO:5253)、GMO FG (TYO:4051)が前日比2桁の上昇率となった。
一方、ispace (TYO:9348)は週末も小幅反発に留まるなど勢いは弱い。
このほかの銘柄では、ENECHANGE (TYO:4169)が遅延していた有価証券報告書を提出し監理銘柄(確認中)の指定が解除されたことで大幅反発。
セルシード (TYO:7776)、シンバイオ製薬 (TYO:4582)、ペルセウスプロテオミクス (TYO:4882)などバイオ銘柄の一角も買われた。
一方、メドレックス (TYO:4586)、VRAIN Solution (TYO:135A)、クリーマ (TYO:4017)は決算内容が嫌気されて売り優勢となった。
■今週末の勢いが続くか注目、IPOは1社
来週の新興市場は、米国市場次第かもしれないが、今週末の勢いが続くか注目されよう。
グロース市場250指数は、上値抵抗として意識されていた75日移動平均線を明確に上回った。
売買代金も増加したことで上への意識は強まりやすい状況と言えよう。
686ポイントで推移する200日移動平均線を上回る展開となれば、今年4月1日以来となる。
25日移動平均線が上向いている状況下、こうした節目を上回ってくると、時価総額が大きい主力株を中心としたしっかりとした相場展開が期待できよう。
日々のグロース市場全体の売買代金が2000億円前後となれば、プライム市場の中小型株で売買していた個人投資家もグロース市場に参戦しやすくなると考える。
来週予定されている新規株式公開(IPO)は、18日にカドス・コーポレーション (TYO:211A)がスタンダードへ上場するだけなので、物色の対象は引き続き主力銘柄とバイオ銘柄、そして、決算銘柄となるだろう。
12日引け後の決算銘柄では、今期営業損益見通しを黒字に上方修正したELEMENTS (TYO:5246)、今期経常利益を前期比4.9倍の過去最高益見通しとしたビザスク (TYO:4490)、好業績で上場後初めての配当実施を発表したロゴスホールディングス (TYO:205A)、経常利益が5期連続で過去最高を更新する見通しのCocolive (TYO:137A)、従来無配としていた今期配当を実施するAHCグループ (TYO:7083)などが週明けは注目されそうだ。
こうした決算銘柄は短期的な資金の流出入が激しいものの、日替わりで循環物色が続くことで投資家の物色意欲の強さを確認することもできよう。
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が+0.68%だったのに対して、グロース市場指数は+2.60%、グロース市場250指数は+2.99%と新興市場の上昇が目立った。
週初から新興市場の売買代金は減少しグロース市場指数、グロース市場250指数ともに値動きの乏しいもみ合い相場が続いたが、週末に日経平均が1000円超の下落で大型株が急落した一方、新興市場に資金が流入。
グロース市場Core指数構成銘柄が全て上昇するなど時価総額が大きい主力株が買われたことで、両指数は上げ幅を拡大する展開となった。
11日の米国市場で、中小型で構成するラッセル2000が前日比3.57%と大幅高したことがグロース市場への資金流入の要因と見られる。
時価総額上位銘柄では、今週末12日にGENDA (TYO:9166)が6日ぶりに反発し上場来高値を更新したほか、カバー (TYO:5253)、GMO FG (TYO:4051)が前日比2桁の上昇率となった。
一方、ispace (TYO:9348)は週末も小幅反発に留まるなど勢いは弱い。
このほかの銘柄では、ENECHANGE (TYO:4169)が遅延していた有価証券報告書を提出し監理銘柄(確認中)の指定が解除されたことで大幅反発。
セルシード (TYO:7776)、シンバイオ製薬 (TYO:4582)、ペルセウスプロテオミクス (TYO:4882)などバイオ銘柄の一角も買われた。
一方、メドレックス (TYO:4586)、VRAIN Solution (TYO:135A)、クリーマ (TYO:4017)は決算内容が嫌気されて売り優勢となった。
■今週末の勢いが続くか注目、IPOは1社
来週の新興市場は、米国市場次第かもしれないが、今週末の勢いが続くか注目されよう。
グロース市場250指数は、上値抵抗として意識されていた75日移動平均線を明確に上回った。
売買代金も増加したことで上への意識は強まりやすい状況と言えよう。
686ポイントで推移する200日移動平均線を上回る展開となれば、今年4月1日以来となる。
25日移動平均線が上向いている状況下、こうした節目を上回ってくると、時価総額が大きい主力株を中心としたしっかりとした相場展開が期待できよう。
日々のグロース市場全体の売買代金が2000億円前後となれば、プライム市場の中小型株で売買していた個人投資家もグロース市場に参戦しやすくなると考える。
来週予定されている新規株式公開(IPO)は、18日にカドス・コーポレーション (TYO:211A)がスタンダードへ上場するだけなので、物色の対象は引き続き主力銘柄とバイオ銘柄、そして、決算銘柄となるだろう。
12日引け後の決算銘柄では、今期営業損益見通しを黒字に上方修正したELEMENTS (TYO:5246)、今期経常利益を前期比4.9倍の過去最高益見通しとしたビザスク (TYO:4490)、好業績で上場後初めての配当実施を発表したロゴスホールディングス (TYO:205A)、経常利益が5期連続で過去最高を更新する見通しのCocolive (TYO:137A)、従来無配としていた今期配当を実施するAHCグループ (TYO:7083)などが週明けは注目されそうだ。
こうした決算銘柄は短期的な資金の流出入が激しいものの、日替わりで循環物色が続くことで投資家の物色意欲の強さを確認することもできよう。