*07:23JST 16日の米国市場ダイジェスト:NYダウは96ドル高、根強い利下げ期待が支援
■NY株式:NYダウは96ドル高、根強い利下げ期待が支援
米国株式市場は続伸。
ダウ平均は96.70ドル高の40,659.76ドル、ナスダックは37.22ポイント高の17,631.72で取引を終了した。
シカゴ連銀のグールズビー総裁が景気や労働市場に懸念を表明したほか、住宅着工件数が予想を下回ったため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。
その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったため景気への懸念が緩和し、買戻しが強まり、相場は上昇に転じた。
終盤にかけて、長期金利低下や根強い利下げ期待に買われ続伸し、終了。
セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇した一方、消費者サービスが下落した。
スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。
税務書類作成などの専門サービスを提供するH&Rブロック(HRB)は2025年の調整後1株利益見通しが予想を上回ったほか、追加自社株買い計画などが好感され、上昇した。
製薬会社ファイザー(PFE)はドイツのビオンテックと共同開発中の1種類のワクチンで、インフルエンザ、新型コロナウイルス両方からの重症呼吸器疾病を予防することを目的としたmRNA型ワクチンを巡る最終治験結果が目標に満たず、下落。
化粧品メーカーのエスティローダー(EL)は中国の売り上げ減が引き続き業績にひびくとアナリストが投資判断を引下げ、下落した。
電動自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブ(RIVN)は部品不足でアマゾンの配達用電動バンの生産を一時的に停止すると発表し、下落。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は7月23日以来で初めて15を割り込み14.65まで低下した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:シカゴ連銀総裁のハト派発言で金利低下、ドル反落
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円63銭へ下落後、148円25銭まで上昇も147円57銭まで再び下落し、147円63銭で引けた。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁の「労働市場と一部の景気先行指標で警告サインが点灯」とのハト派発言や、米7月住宅着工件数がパンデミックによる経済封鎖直後2020年来の低水準に落ち込んだため金利低下に伴いドル売りが優勢となった。
その後、8月ミシガン大学消費者信頼感指数や同指数の期待インフレ率が予想を上回ったため一時買戻しが強まったが上値は限定的。
ユーロ・ドルは1.0982ドルへ弱含んだのち、1.1030ドルまで上昇し、1.1027ドルで引けた。
ユーロ・円は、162円30銭まで下落後、163円02銭まで上昇。
リスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは1.2881ドルから1.2946ドルまで上昇。
押し目から、英国の小売売上高の改善でポンド買いが強まった。
ドル・スイスは0.8696フランへ上昇後、0.8660フランまで下落した。
■NY原油:反落、ポジション調整的な売りが入る
NYMEX原油9月限終値:76.65 ↓1.51
16日のNY原油先物9月限は反落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-1.51ドル(-1.93%)の76.65ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは75.54ドル-78.16ドル。
アジア市場の序盤で78.16ドルまで買われたが、中東情勢の悪化に対する警戒感は低下しており、ロンドン市場で75.54ドルまで値下がり。
ポジション調整的な売りが観測された。
ただ、株高への期待で米国市場の序盤に77.15ドルまで戻しており、通常取引終了後の時間外取引では主に76ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.34ドル +0.31ドル(+0.79%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.44ドル +0.80ドル(+0.79%)
ゴールドマン・サックス(GS)504.26ドル +5.24ドル(+1.05%)
インテル(INTC) 20.87ドル +0.18ドル(+0.86%)
アップル(AAPL) 226.05ドル +1.33ドル(+0.59%)
アルファベット(GOOG) 164.74ドル +1.57ドル(+0.96%)
メタ(META) 527.42ドル -9.91ドル(-1.84%)
キャタピラー(CAT) 343.48ドル -2.16ドル(-0.62%)
アルコア(AA) 32.12ドル +0.03ドル(+0.09%)
ウォルマート(WMT) 73.45ドル +0.27ドル(+0.36%)
米国株式市場は続伸。
ダウ平均は96.70ドル高の40,659.76ドル、ナスダックは37.22ポイント高の17,631.72で取引を終了した。
シカゴ連銀のグールズビー総裁が景気や労働市場に懸念を表明したほか、住宅着工件数が予想を下回ったため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。
その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったため景気への懸念が緩和し、買戻しが強まり、相場は上昇に転じた。
終盤にかけて、長期金利低下や根強い利下げ期待に買われ続伸し、終了。
セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇した一方、消費者サービスが下落した。
スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。
税務書類作成などの専門サービスを提供するH&Rブロック(HRB)は2025年の調整後1株利益見通しが予想を上回ったほか、追加自社株買い計画などが好感され、上昇した。
製薬会社ファイザー(PFE)はドイツのビオンテックと共同開発中の1種類のワクチンで、インフルエンザ、新型コロナウイルス両方からの重症呼吸器疾病を予防することを目的としたmRNA型ワクチンを巡る最終治験結果が目標に満たず、下落。
化粧品メーカーのエスティローダー(EL)は中国の売り上げ減が引き続き業績にひびくとアナリストが投資判断を引下げ、下落した。
電動自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブ(RIVN)は部品不足でアマゾンの配達用電動バンの生産を一時的に停止すると発表し、下落。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は7月23日以来で初めて15を割り込み14.65まで低下した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:シカゴ連銀総裁のハト派発言で金利低下、ドル反落
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円63銭へ下落後、148円25銭まで上昇も147円57銭まで再び下落し、147円63銭で引けた。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁の「労働市場と一部の景気先行指標で警告サインが点灯」とのハト派発言や、米7月住宅着工件数がパンデミックによる経済封鎖直後2020年来の低水準に落ち込んだため金利低下に伴いドル売りが優勢となった。
その後、8月ミシガン大学消費者信頼感指数や同指数の期待インフレ率が予想を上回ったため一時買戻しが強まったが上値は限定的。
ユーロ・ドルは1.0982ドルへ弱含んだのち、1.1030ドルまで上昇し、1.1027ドルで引けた。
ユーロ・円は、162円30銭まで下落後、163円02銭まで上昇。
リスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは1.2881ドルから1.2946ドルまで上昇。
押し目から、英国の小売売上高の改善でポンド買いが強まった。
ドル・スイスは0.8696フランへ上昇後、0.8660フランまで下落した。
■NY原油:反落、ポジション調整的な売りが入る
NYMEX原油9月限終値:76.65 ↓1.51
16日のNY原油先物9月限は反落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-1.51ドル(-1.93%)の76.65ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは75.54ドル-78.16ドル。
アジア市場の序盤で78.16ドルまで買われたが、中東情勢の悪化に対する警戒感は低下しており、ロンドン市場で75.54ドルまで値下がり。
ポジション調整的な売りが観測された。
ただ、株高への期待で米国市場の序盤に77.15ドルまで戻しており、通常取引終了後の時間外取引では主に76ドル台後半で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.34ドル +0.31ドル(+0.79%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.44ドル +0.80ドル(+0.79%)
ゴールドマン・サックス(GS)504.26ドル +5.24ドル(+1.05%)
インテル(INTC) 20.87ドル +0.18ドル(+0.86%)
アップル(AAPL) 226.05ドル +1.33ドル(+0.59%)
アルファベット(GOOG) 164.74ドル +1.57ドル(+0.96%)
メタ(META) 527.42ドル -9.91ドル(-1.84%)
キャタピラー(CAT) 343.48ドル -2.16ドル(-0.62%)
アルコア(AA) 32.12ドル +0.03ドル(+0.09%)
ウォルマート(WMT) 73.45ドル +0.27ドル(+0.36%)