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7日の米国市場でNYダウは174ドル安となった。
為替市場で急激にドル安が進行したことで、世界経済の後退懸念が高まった。
日経平均はこうした流れを受けて152円安からスタートすると、前日に決算発表したファーストリテ (T:9983)の急落も重しとなり、一時下げ幅を278円安まで拡大した。
ただ、麻生財務相の発言を受けて為替相場が1ドル=108円台後半まで円安方向に戻しており、日経平均も下げ幅を縮める展開となっている。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、富士重 (T:7270)、ソニー (T:6758)、三菱地所 (T:8802)、ホンダ (T:7267)などが軟調。
ファーストリテは10%近い下落で推移しており、日経平均を110円程度押し下げている。
前日発表した上期決算が減益で市場予想を下回ったほか、通期予想も下方修正している。
また、ファーストリテやダイセル (T:4202)、日本カーバイド (T:4064)などが東証1部下落率上位となっている。
一方、ソフトバンクグ (T:9984)、三菱UFJ (T:8306)、みずほ (T:8411)、三井住友 (T:8316)、小野薬 (T:4528)などが堅調。
前日に通期決算と会長退任が発表された7&iHD (T:3382)は3%超の上昇に。
また、NCホールディングス {{|0:}}、シュッピン {{|0:}}、DMG森精機 (T:6141)などが東証1部上昇率上位となっている。
(先物OPアナリスト 田代昌之)