■株主還元
ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>は株主還元の重要性については高い意識を有しており、配当性向35%以上を目安として配当を行うという基本方針を持っている。
2015年3月期の期末配当金について、同社は7円配を行うことを発表済みである。
この結果、年間配当金は2014年3月期実績と同じ14円となり、配当性向は92.1%に達した。
前述のように、減益及び配当維持の結果、2015年3月期のネット・キャッシュフローは5,597百万円のマイナスとなった。
同社は積極的な出店による成長を掲げ、その出店に要するキャッシュ・アウトフローは当期利益及び減価償却費の合計によるキャッシュ・インフローで賄うということを財務上の最重要課題としている。
今回、それを曲げて配当金を維持したということは、1つには株主還元の重視の姿勢の表れといえるが、もう1つの重要な視点として、同社が2016年3月期の業績回復に同社自身が自信を深めていることがあるものと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
2015年3月期の期末配当金について、同社は7円配を行うことを発表済みである。
この結果、年間配当金は2014年3月期実績と同じ14円となり、配当性向は92.1%に達した。
前述のように、減益及び配当維持の結果、2015年3月期のネット・キャッシュフローは5,597百万円のマイナスとなった。
同社は積極的な出店による成長を掲げ、その出店に要するキャッシュ・アウトフローは当期利益及び減価償却費の合計によるキャッシュ・インフローで賄うということを財務上の最重要課題としている。
今回、それを曲げて配当金を維持したということは、1つには株主還元の重視の姿勢の表れといえるが、もう1つの重要な視点として、同社が2016年3月期の業績回復に同社自身が自信を深めていることがあるものと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)