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東京外為市場・正午=ドル88円前半、クロス円上昇に支援され7カ月ぶり安値から反発

発行済 2010-07-02 10:24

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   88.03/08  1.2520/22  110.20/24

午前9時現在 87.73/78  1.2509/12  109.72/77

NY17時現在 87.73/75  1.2513/19  109.71/78

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 [東京 2日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点に比

べドル高/円安の88円前半。海外市場では一時86.96円と7カ月ぶりの安値をつけ

たが、その後、クロス円の切り返しに支援されドル/円が反発した流れを引き継いだ。午

前の取引では輸入勢のドル買い/円売りも散見された。

 市場では、これまでリスクが高いとの理由から短期筋を中心に売られてきた通貨が前日

から一斉に買い戻されているため、クロス円が反発。ユーロ/円は安値から約1円上昇し

110.42円をつけたほか、英ポンドも2カ月ぶりの高値となる1.5197

ドル付近まで上昇した。

 クロス円の上昇で勢いづいたドル/円は、アジア時間の安値87.55円から一時

88.22円付近まで上昇。ただ、「前日、一瞬ではあるが86円台を見て、下値不安を

持つ(輸出)企業が多い。88円前半はある程度の規模で実需のドル売り需要が見込まれ

る」(邦銀)とされ、88円前半では一進一退となっている。

 

 <米雇用統計>

 市場の関心は今夜発表される6月の米雇用統計に集中しているが、米雇用統計の結果を

受けたドル/円の反応については、市場で見方が分かれている。

 ロイター調査では、非農業雇用者数の予想値は11万人減、5月の実績は43万100

0人増だった。

 「6月の米雇用統計が大方の予想通り弱い結果となれば、ドル/円は再度86円台を試

す可能性があるだろう。ただ、米雇用統計後もユーロが現状の強さを維持するとすれば、

ユーロ/円も上昇力を保つことになり、ユーロ/円の上昇に支えられ、ドル/円が下がり

にくくなるかもしれない」とみずほコーポレート銀行国際為替部のマーケット・エコノミ

スト唐鎌大輔氏は言う。

 他方、ドルの買い戻しを予想する見方もある。

 「このところ米景気についてのネガティブ・サプライズが続いたことで、エコノミスト

らは弱めの数字を予想するようになっている。このため新たなネガティブ・サプライズは

出にくい環境だ。米6月雇用統計については市場予想とかけ離れた結果でなければ、新た

な材料にはなり難く、市場ではドルの買い戻しが先行するだろう」とバークレイズ銀行・

東京支店のチーフFXストラテジスト山本雅文氏はいう。

 

また、一連の雇用関連データを受け、市場では雇用統計の弱い結果がかなり織り込まれ

ているため、「強い結果となれば、これまでの米金利低下とドル安の巻き戻しにつながる

可能性がある。 ただし、足元のセンチメントの悪化度合いや、同指標の月次ベースでの

変動の大きさ等を考えれば、非農業部門雇用者数が予想を上回る強い結果となったとして

も、投資家のセンチメントを一変させるには至らないだろう」とJPモルガン・チェース

銀行のシニアFXストラテジスト棚瀬順哉氏は予想する。「したがって、強い結果を受け

た米金利とドルの反発は、小幅かつ短期的なものに留まる可能性が高い」と同氏は言う。

  <米長期金利>

 

 前日の海外市場では、米新規失業保険申請件数が予想外に増加したことや、5月住宅販

売保留

指数の前月比下落率が過去最大となったことに加え、6月米ISM製造業景気指数が6カ

月ぶり水準に低下したことを受け、ドル/円が急落したほか、長期金利も低下した。

 米10年国債利回りは前日一時2.88%付近まで低下し、2009年4

月以来約14カ月ぶりの低水準となった。現在は2.9631/2.9614%の気配。

 米2年国債利回りと10年物国債利回りの格差はニューヨーク市場で一時2

28ベーシスポイントまで縮小した。「前日のカーブ・フラットニングの勢いは尋常では

なかった」(外銀)という。2年―10年国債のイールドギャップの縮小は景気後退のシ

グナルとされ、2007年12月には100bpを割り込む水準まで低下している。

 (ロイター 森佳子記者)

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