[5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した3月のロシアサービス業購買担当者景気指数(PMI)は38.1と、前月の52.1から急低下し、新型コロナウイルスの流行で打撃を受けた2020年5月以来の低水準となった。
顧客需要と新規受注が低迷した。回答企業からは「経済・地政学を巡る不透明感が強まった」との声が出た。
PMIは50が好不況の分かれ目となる。
物価圧力が強まった。産出価格の上昇率は統計開始以降で最高。コストの上昇率も01年10月の統計開始以降で最高となった。
国内外の顧客需要が減少し、雇用の減少ペースは20年6月以降で最高だった。
1年先の見通しは過去2年で最低。企業は活動の減少を予想している。
リポートはロシアのウクライナ侵攻やロシアに対する経済制裁について触れていない。