【大幅安となる】20200-20400円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
シカゴ先物にさや寄せする格好からのギャップ・ダウンからのスタートになろう。 その後は下げ渋りが意識されるが、週末にメジャーSQを控えていることもあり、不安定な展開が予想される。
ボリンジャーバンドでは+1σから下放れとなるため、中心値（25日）が位置する2万円近辺が意識されてきやすい。
20200-20400円のレンジを想定する。
【小幅安となる】基本底堅そうだが、債券市場の動向に注目=フィスコ田代 昌之 円建てCME先物は前日の225先物比170円安の20280円。
為替市場では、ドル・円が124円50銭台、ユーロ・円が140円50銭台（8時00分時点）。
外部環境悪化のなか、本日はTOPIX先物のロールオーバーがピークを迎えるとの観測。
市場の話題となっているゴールドマン・サックスは立会い外取引を含め、順調に9月限に乗り換えている。
ゴールドマン・サックスの建玉を起因とした相場の崩れは回避されそうだが、欧米の債券市場の動向が懸念材料と言えよう。
朝方に10年国債の利回りが4日につけた今年最大の利回り0.500％を上回る可能性がある。
SQ週で思惑的な売買で指数が乱高下しやすいことから、債券先物に絡んだ動きを警戒。
日足チャートでは、指数は下に行きたがっている様子だが、日本株の妙な先高感を考慮すると25日移動平均線20081円が下値サポートとなりそうだ。
20000円近辺では、押し目を狙う投資家が増えると見るが、売りも少ないことで出来高はさほど膨らまない可能性がある。
商いが伴わないことで買い意欲が少ないと勘違いし売り仕掛けが入るかもしれないが、日銀や年金などの買い需要を考慮すると下値模索の展開は回避されよう。