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28日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で反落、景況感悪化で警戒感

発行済 2019-02-28 16:51
更新済 2019-02-28 17:01
© Reuters.  28日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で反落、景況感悪化で警戒感

28日の中国本土市場は値下がり。

主要指標の上海総合指数は、前日比12.87ポイント(0.44%)安の2940.95ポイントと反落した。

上海A株指数も下落し、13.47ポイント(0.44%)安の3080.11ポイントで取引を終えている。

中国の景況感悪化を嫌気。

寄り付き前に公表された2月製造業PMI(国家統計局などが集計・発表)は約3年ぶりの低い水準となった。

49.2に下振れし、3カ月連続で景況判断の節目(50)を下回っている。

米中協議の難航観測もマイナスだ。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は議会の公聴会で、「残された課題はあまりにも深刻。

両国が合意に達するかどうかはまだ分からない」と述べた。

金融株が下げを主導する。

中国工商銀行(601398/SH)が1.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.1%安、中信証券(600030/SH)が2.3%安で引けた。

インフラ関連株、空運株、ハイテク株、エネルギー株なども売られている。

半面、消費関連株はしっかり。

白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)と化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)がそろって1.9%高と上昇した。

医薬品株、自動車株、紙パルプ株も物色されている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。

上海B株指数が1.51ポイント(0.50%)安の298.66ポイント、深センB株指数が0.85ポイント(0.09%)高の986.83ポイントで終了した。

【亜州IR】

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