[バンコク 31日 ロイター] - タイ政府はインドと台湾からの入国者のビザ(査証)を11月から2024年5月まで免除する。政府高官が31日に明らかにした。
中国人観光客のビザも9月に免除している。中国人観光客は新型コロナウイルス禍前の19年に1100万人に達し、全体(3900万人)に占める割合が最も大きかった。
政府データによると、年初から10月29日までにタイを訪れた観光客は2200万人で、9275億バーツ(256億7000万ドル)の経済効果があった。
政府報道官は「インドと台湾からの入国者はタイに30日間滞在できる」と説明した。
インドからの観光客は年初から約120万人に達しており、マレーシア、中国、韓国に次いで4番目に多い。航空会社やホテルなども急増するインド人観光客向けのサービスを展開している。
タイは今年約2800万人の観光客を想定している。新政権は輸出低迷を観光業が補うことを期待している。