■NY株式:ダウは53ドル安、ADP雇用統計や原油安を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :18400.88 終値 :5213.22
前日比:-53.42 前日比:-9.77
始値 :18436.70 始値 :5216.42
高値 :18439.68 高値 :5219.89
安値 :18333.56 安値 :5191.18
31日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は53.42ドル安の18400.88、ナスダックは9.77ポイント安の5213.22で取引を終了した。
ADP雇用統計が予想を上振れたことで利上げ観測の拡大が意識され、売りが先行。
原油相場の下落も嫌気され、下げ幅を拡大した。
2日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。
セクター別では、自動車・同部品や公益事業が上昇する一方、エネルギー、素材が下落。
原油相場の下落を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が軟調推移。
税務サービスのH&Rブロック(HRB)は決算内容が嫌気され、大幅下落。
ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、売られた。
メディアのバイアコム(VIAB)はドーマンCEOが前週に続き、3100万ドル相当の持株を売却し、下落した。
ミネアポリス地区連銀総裁は、利上げ決定にはインフレ率の上昇など更なる情報が必要とし、慎重な見方を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ADP全米雇用報告の上振れでドル・円一時103円53銭
31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円53銭まで上昇した後、103円25銭まで下落し、103円43銭で引けた。
この日発表の米国の8月ADP全米雇用報告(民間雇用者数)が予想をやや上回る増加となり、7月分も上方修正されたことを好感し、ドル買いが一時強まった。
その後、原油大幅安、米株安を受けて円がやや買い戻された。
ユーロ・ドルは、1.1123ドルまで下落後、1.1165ドルまで上昇し、1.1158ドルで引けた。
欧州時間に発表されたユーロ圏関連の指標が強弱まちまちだったことで、ドル主導の展開になった。
ユーロ・円は114円97銭から115円43銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.3076ドルまで下落後、1.3145ドルまで上昇し、ドル・スイスフランは0.9863フランまで上昇後、0.9818フランまで下落した。
■NY原油:続落で44.70ドル、米国内在庫の大幅増受け売り強まる
NY原油は続落(NYMEX原油10月限終値:44.70↓1.65)。
46.10ドルを高値に、44.51ドルまで下落した。
米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げ観測によるドル高の進行や、前日発表の全米石油協会(API)の週間統計での原油在庫増加を受けて、原油は売りが先行。
その後発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)では、国内全体の原油在庫が予想を大きく上回る増加だったことから、売りが一気に強まった。
また、留出油在庫の大幅増も注目された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.14ドル +0.025ドル(+0.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.06ドル -0.125ドル(-0.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)169.46ドル -0.020ドル(-0.01%)
インテル(INTC) 35.89ドル +0.190ドル(+0.53%)
アップル(AAPL) 106.10ドル +0.100ドル(+0.09%)
アルファベット(GOOG) 789.85ドル -2.070ドル(-0.26%)
フェイスブック(FB) 126.12ドル +0.280ドル(+0.22%)
キャタピラー(CAT) 81.95ドル -0.505ドル(-0.61%)
アルコア(AA) 10.08ドル -0.090ドル(-0.89%)
ウォルマート(WMT) 71.44ドル +0.130ドル(+0.18%)
スプリント(S) 6.18ドル +0.035ドル(+0.57%)