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ミルボン Research Memo(3):2017年12月期第2四半期は増収・減益で着地。新工場稼働費用増が重石に

発行済 2017-08-18 15:14
更新済 2017-08-18 15:33
ミルボン Research Memo(3):2017年12月期第2四半期は増収・減益で着地。新工場稼働費用増が重石に
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■業績の動向

1. 2017年12月期第2四半期決算の概要
ミルボン (T:4919)の2017年12月期第2四半期決算は、売上高14,956百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益2,333百万円(同3.7%減)、経常利益2,147百万円(同1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,508百万円(同3.0%増)と、増収ながら減益で着地した。


同社は期初において第2四半期予想を公表していないため、計画対比での評価は難しいが、弊社では、通期予想に対する進捗率から判断して、同社の想定を若干下回る水準だったとみている。


売上高は第1四半期の売上高が例年に比べてスローな出足だったことが今期に特有のイベントとなった。
その要因としては天候や人口動態の影響などが考えられるが、決め手となる原因はつかめていないもようだ。
第2四半期に入ってからはほぼ計画どおりの売上げが続き、第2四半期累計期間の売上高は前年同期比5.2%(738百万円)の増収となった。
通期予想に対する売上高の進捗率は45.7%にとどまったことで、第1四半期の売上低迷の影響を取り戻しきれなかったと弊社では推測している。


利益面では、新ゆめが丘工場の稼働に伴い、減価償却費の増加や工場のスタートアップに伴う費用増加で売上原価が同10.3%(456百万円)増加したため、売上総利益は同2.9%(281百万円)の増益にとどまった。
売上総利益率は67.3%で、前年同期の68.8%から1.5ポイント低下した。
販管費は、人員増加・昇給による人件費の増加や販促費の増加があったため前年同期比5.1%(372百万円)増加した。
その結果営業利益は同3.7%(90百万円)の減益となった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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