1346GMT 21日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
22日終値 前営業日終値
株 FT100 5741.37(‐16.49) 5757.86
クセトラDAX 6605.84(‐ 5.17) 6611.01
金 現物午後値決め 1322.50 1343.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.850 (+0.010) 0.591(0.593)
独連邦債2年物 1.002(0.994)
独連邦債10年物(12月限) 129.71 (+0.09) 2.467(2.488)
独連邦債30年物 3.016(3.047)
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<為替> ドルは主要通貨に対し週間ベースで6週間ぶりの上昇となる勢い。ユーロは
上昇しているものの、テクニカル的な抵抗線である1.40ドル付近にとどまっている。
韓国で開かれている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では為替問題
が協議されているが、協議をめぐる不透明感から会議終了までドル売りを控える向きもあ
る。
<株式> ロンドン株式市場は鉱山株を中心に売りが出て反落。市場の注目は20カ国・
地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に集まっており、薄商いの中値が振れる展開と
なった。
鉱山株の下げがきつかった。G20会合で為替相場の不均衡の是正で合意されるかどう
かをめぐる懸念が広がった。
GFTグローバルの市場ストラテジスト、デービッド・モリソン氏は、「G20を控え
不透明感からこのところ市場は完全に様子見だった」と述べた上で、「為替の動向を注視
する必要がある。株式市場とドル相場は逆の動きをする」と指摘した。
BHPビリトン
ン
の州政府が買収案に反対する意向を表明した。
メリルリンチの投資判断引き下げを受け、ベダンタ・リソーシズ
米原油先物
欧州株式市場は小反落。韓国で行われている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀
行総裁会議の結果をめぐる警戒感から利食い売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.79ポイント(0.35%)安
の1089.45。前日は半年ぶり高値で引けた。週間ベースでは0.4%高と3週間連
続の上昇。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は8.55ポイント(0.3%)安の
2873.74。
グローバル・エクイティーズ(パリ)のクオンティテイティブ販売トレーディング部門
を統括するデビッド・テボール氏は「非常に好調な企業決算を背景に、今週は多くの銘柄
が上昇した。そのため、G20財務相会議での為替問題をめぐる緊張は、利益確定売りの
きっかけとなった」と述べた。
今週買い優勢だった消費関連株の下げが目立った。ルイ・ヴィトン
%、ロレアル
通信機器大手エリクソン
益が予想を上回った。
一方、同業ノキア
上昇していた。
<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)が流動性供給策をさらに縮小させるとの観
測から独連邦2年債が圧迫され、買いが長期債に流れた。2年債利回りが上昇する一方で、
30年債利回りは低下したため、長短金利差は縮小した。
独連邦債30年物
つけた。一方、独連邦債2年物
この結果2・30年債のイールドカーブはフラット化した。
コメルツ銀行の金利ストラテジスト、クリストフ・リーガー氏は、短期債は依然として
短期金融市場金利の上昇による圧迫を受けていると述べた。
2年債利回りは前日の取引で、短期金融市場金利の上昇を受け3月下旬以来初めて1%
台に乗せた。ECBが流動性供給策をさらに縮小させるとの観測が出ていることで、欧州
銀行間取引金利(EURIBOR)の3カ月物
超え、ユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)先物が0.862%に上昇したこと
が背景だった。
独連邦10年物
のの、結局2.1ベーシスポイント(bp)低下の2.471%で取引を終えた。
独連邦債先物
数が107.6となり、前月の106.8から上昇したことで、一時129.40に低下
した。しかしその後は下げ止まり、精算値は3ティック高の129.65となった。
周辺国国債と独連邦債との利回り格差はおおむね安定的に推移した。ただ10年物のギ
リシャ国債の利回り格差は704bpと、9bp拡大した。
市場関係者の注目は、韓国の慶州でこの日に2日間の日程で開幕した20カ国・地域
(G20)財務相・中央銀行総裁会議に集まっている。
[東京 23日 ロイター]