(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5342.92(+27.83)
前営業日終値 5315.09(‐36.98)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5615.51(+11.44)
前営業日終値 5604.07(‐84.37)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3715.68(+8.62)
前営業日終値 3707.06(‐49.64)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 反発。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のこの日の
議会証言を受けFRBが予想よりも早い時期に利上げに動くとの観測が後退。米株価が上
昇したことを受け、銀行株を中心に買いが入った。
バーナンキ議長はこの日、下院金融委員会で経済・金融政策見通しに関する半期に一度
の証言を行い、異例の刺激策を当面は維持し、経済を支援するとの立場を示した。
CMCマーケッツのエクイティ部門責任者、ジミー・イェーツ氏は「バーナンキ議長は、
世界経済回復にかかわる重要な要素が早すぎる時期に取り除かれるとの懸念を払しょく
した。このことで市場心理が上向いた」と述べた。
こうしたなか、銀行株が上昇。25日に決算発表を控えるロイヤル・バンク・オブ・ス
コットランド(RBS)
ング・グループ
HSBC
引けた。ただ、配当落ちのバークレイズ
エネルギー関連株も買い優勢となった。ドルが対ユーロで下落するなか、原油価格
・ダッチ・シェル
ナジー
中国の金融引き締めをめぐる不透明感が続くなか、鉱山関連株が売られた。ベダンタ・
リソーシズ
<欧州株式市場> 反発。銀行株が上げを主導した。バーナンキ米連邦準備理事会(F
RB)議長が議会証言で、フェデラルファンド(FF)金利は長期間異例の低水準にとど
まるとの見方を示したことが相場を支援した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.04ポイント(0.20%)高
の1013.66。数回にわたりプラス圏とマイナス圏を行き来した。一時、1.1%下
落する場面もあった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.38ポイント(0.16%)高の
2734.95。
バーナンキ議長は下院金融委員会で経済・金融政策見通しに関し半期に一度の証言を行
い、軟調な労働市場や抑制されたインフレ動向といった状況により、FF金利を長期間、
異例に低水準とすることが正当化される公算が大きいと述べた。
この日発表された1月の米新築住宅販売が予想外に減少し、過去最低水準になったこと
も、米経済はぜい弱とする議長の見方を裏付けた。
銀行株が高い。同セクターは今決算期、全般的に好調となっている。来週決算発表を控
えるHSBC
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
グループ
ソシエテ・ジェネラル
半面、サンタンデール
クレイズは両銘柄の投資判断を「アンダーウエート」に引き下げた。
ドル下落を背景に原油先物
ネルギー株も買われた。
BP
個別銘柄ではオランダの化学メーカー、DSM
期に予想外の純損失を計上したほか、2010年の見通しを示さなかったことが嫌気され
た。
[東京 25日 ロイター]